フィジー向け円借款貸付契約の調印:防災の主流化と災害発生後の速やかな復旧の実現に貢献

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2020年2月21日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、2月21日、スバにて、フィジー共和国政府との間で、「災害復旧スタンドバイ借款」を対象として50億円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本借款は、あらかじめ借款契約を締結して、同国の防災に関わる政策の推進を支援しながら、災害発生後の復旧時に増大する資金需要に備えるもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール11、13に貢献します。

大洋州地域の島嶼国に対して「災害復旧スタンドバイ借款」は初めての供与となります。またフィジーへの円借款貸付契約は、22年ぶりです。

事業の詳細は以下の通りです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
災害復旧スタンドバイ借款(Stand-by Loan for Disaster Recovery and Rehabilitation) 5,000 0.01 40 10 一般アンタイド

2.事業実施機関
経済省(Ministry of Economy)
住所:Level 10, Ro Lalabalavu House, Victoria Parade, Suva
TEL:+679-330-7011

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期:供与限度額の全額貸付またはスタンドバイ期間
(2)本事業においては、コンサルタント雇用及び本体工事に係る国際競争入札は行われません。