「世界の笑顔のために」陸上競技用ハードルの贈呈式の開催

2020年12月24日

JICAの「世界の笑顔のために」プログラム(注1)を通じて寄贈された陸上競技用ハードルの贈呈式が、2020年12月21日に首都キングストンにあるジャマイカ陸上競技連盟本部において開催されました。

式典には、日本側から藤原聖也特命全権大使、高野剛JICAジャマイカ支所長ほか計4名、ジャマイカ側からはオリビア・グランジ文化・ジェンダー・娯楽・スポーツ大臣、ガース・ゲイルジャマイカ陸上競技連盟会長、クリストファー・サミューダジャマイカオリンピック協会長兼同パラリンピック協会長ほか多数の要人のご参列の下、9台×3セット、計27台のハードルがジャマイカ陸上競技連盟に贈呈されました。これらハードルは同連盟を通じて国内の7つの小中学校・高校で活用される予定です。ジャマイカ政府を代表してあいさつを行ったグランジ大臣は、今回の日本からの寄贈はジャマイカと日本との間の友好・協力関係のさらなる発展の証である、と述べました。

今回寄贈されたハードルは、ジャマイカ陸上競技連盟と友好団体協定(注2)を結んでいる鳥取陸上競技協会から提供されたもので、今回で3回目の寄贈となります。鳥取県庁から鳥取県と姉妹都市協定(注3)を結ぶウエストモアランド県の県庁にJICA海外協力隊として現職派遣されていた同県庁職員の梶谷彰男隊員(2018年度3次隊、行政サービス)が、JICAの「世界の笑顔のために」プログラムに応募し、JICAが日本からジャマイカまでの輸送を担当しました。

JICAは開発途上国への開発協力の推進にあたって、日本の自治体や地域との連携を非常に重視しており、自治体が進める海外展開や国際協力活動、地域の国際化を積極的に後押ししています。

(注1)「世界の笑顔のために」プログラムは、JICA海外協力隊が派遣されている国や地域の人々が要望する物品を、JICA海外協力隊員からの申請に基づき、JICAが日本国内で募集(対象:無償中古品)、収集し、輸送費等を負担して現地まで輸送するプログラムです。

(注2)鳥取陸上競技協会とジャマイカ陸上競技連盟は2016年5月に友好団体協定を締結されています。

(注3)鳥取県とウエストモアランド県は2016年3月に姉妹都市提携を締結されています。

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テープカットにより寄贈を祝福(左から)ガース・ガイレスジャマイカ陸上競技連盟会長、イアン・フォルベス陸上競技連盟副会長、オリビア・グランジ文化・ジェンダー・娯楽・スポーツ大臣、藤原大使、高野支所長

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ジャマイカへの輸送前に鳥取にて開催された寄贈ハードル出発式にて