セントルシアは、伝統産品のバナナ輸出を中心とした農業部門と観光部門に大きく依存しています。2010年10月末のハリケーン・トーマス来襲により、水道・道路・電気等のインフラ設備、農園等が破壊されるなど、全土で大きな被害が発生しました。特にバナナ産業が大きく打撃を受けましたが、その後復旧のための公共工事が多く実施され、米国・英国・カナダ等からの観光客数が復活するなど、復興は急速に進んでおり、一人あたりのGNIは6,530ドル(2012年、世界銀行)となっています。 JICAは、自然災害への脆弱性に対処しつつ、観光業との相乗効果を図りながら産業の多様化を促進するため、「防災と環境」及び「水産」を重点分野として支援しています。
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