シハヌークビル港湾公社との連携協力覚書を締結:カンボジアの港湾開発及び物流円滑化を促進

2019年6月4日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、6月3日、シハヌークビル港湾公社(PAS : Sihanoukville Autonomous Port)と連携協力覚書を締結しました。署名は、東京のJICA本部にて、PASのルー・キムチュン総裁とJICA東南アジア・大洋州部部長の小川重徳との間で行われました。

協力覚書の締結により、PASとの連携強化を図り、シハヌークビル港の発展に継続的に取り組むとともに、カンボジアの経済社会開発に資する港湾開発及び物流円滑化を促進するものです。

カンボジアで唯一の大水深港であるシハヌークビル港は、日本が長年支援してきた港です。JICAは、同国の内戦終結後初となる有償資金協力案件として、1999年に円借款「シハヌークビル港緊急リハビリ事業」を実施したことを皮切りに、有償資金協力、無償資金協力、技術協力を通じて、同港のインフラ整備及び運営能力強化を継続的に支援してきました。

近年のカンボジアの経済発展に伴い、シハヌークビル港は国内外の物流拠点として益々重要なインフラとなっており、2013年の年間コンテナ貨物取扱量は29万TEU(注1)に対し、2018年には54万TEUまで増加しています。これにより、シハヌークビル港では、港湾開発、港湾及び経済特別区の管理・運営等の改善に継続的に取り組み、更なる近代化・競争力強化を図ることが必要となっています。

JICAは、円借款「新コンテナターミナル整備事業」(注2)や無償資金協力「港湾近代化のための電子情報処理システム整備事業」(注3)等の様々な協力を通じて、シハヌークビル港の発展に引き続き貢献していきます。また、地域の物流拠点であるシハヌークビル港湾公社と協力・連携することで、より一層ASEANやインド太平洋地域との貿易促進に貢献していきます。


(注1)TEUは、20フィートコンテナ1個分を「1TEU」とする貨物の単位量