コミュニティ開発
「コミュニティ開発」隊員とは?
コミュニティ開発は、地域住民が望む生活改善や収入向上、地域活性化への寄与を目的としています。フィールドワークや住民参加型のワークショップを企画・運営し、地域や住民の状況、ニーズ、課題を把握することが出発点となります。住民とともに、人的資源・地域資源を最大限活用し、地域の開発課題解決のために活動します。
活動分野は、農業普及、保健医療、水・衛生、地場産業振興、村落開発事業など、地域の開発課題に合わせて多岐にわたっています。
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音楽を用いて手洗い指導を行う隊員(ウガンダ)
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生活改善の一環として、5大栄養素について説明をする隊員(コスタリカ)
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一村一品運動として、ピーナッツオイルを商品化した隊員(マラウイ)
「コミュニティ開発」隊員には何が必要?
コミュニティ開発に求められる能力として、地域の開発課題に対する当事者意識、地域住民とのコミュニケーション能力、地域課題や文化を理解する力、人と人とをつなげる調整能力、新しい企画や解決策を導き出す創造力が挙げられます。
また、地域開発・活性化、まちおこしや、ワークショップ・イベント・セミナーなどの企画運営、一村一品、収入向上等に関する知識・経験は活動する上で役立ちます。
「コミュニティ開発」隊員のシゴト Q&A
- どのような経験が生かせるのでしょうか?
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コミュニティ開発の活動においては、自ら進んで物事に取り組んだ経験があると、プロジェクト等を新規に開拓する際に生かすことができます。
また、企業での営業経験があれば、現地の住民と関係を構築し、共に活動を行っていくパートナーを見つける際に役立ちます。中小企業支援などに取り組んだ経験があれば、地域社会の資源を最大限活用し課題の解決や農民の生計向上のための活動に生かせるでしょう。
【役立つ経験の例】
・営業や販促、商品開発の経験
・ファシリテーション経験
・地域開発や地域活性化の知識や経験
・農作業経験
・フィールドワーク(現地調査、研究)経験
・ワークショップやイベント等の企画運営経験
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
・衛生啓発や健康管理の知識や経験
・プロジェクト運営経験
・組織(グループ、団体)のマネジメント経験
・地域福祉活動(障害者/高齢者/子供)経験
・(企業・自治体等での)業務調整の経験
・経理・財務の実務経験
・NGO・NPOでの活動経験
・コーヒー栽培や加工方法に関する知識や経験 - 現在、大学生なのですが将来青年海外協力隊に応募したいと思っています。どのような勉強をすれば良いでしょうか?
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開発学や社会学、経済学、経営学、文化人類学、参加型手法を学んでおくと良いでしょう。また、地域おこしやまちおこしへの参加は、コミュニティ開発に生かすことができる経験となります。
- 地域開発の基本5Cとは何ですか?
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・Commitment:モノや人に関わろうとする意欲
・Communication:相互に意思を伝達できる力
・Comprehension:トータルに文化や社会を理解する力
・Coordination:人と人、人と組織をつなげ、調整する力
・Creation:新しい企画、新しい解決策を創り出す力 になります。
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