(日)日伯セラード農業開発協力事業(PRODECER)
(英)The Japan - Brazil Cooperation Program for Agricultural Development of the Cerrado Region
1970年代前半、ブラジルでは食料の国内供給が不十分であり、また、当面する経済危機の中で農産物の輸出振興を図る必要性からも農業生産の増大が課題となっていた。一方、石油ショックや異常気象により、世界規模での食料不足が生じ、食料の輸入大国である日本では開発途上国への農業開発協力による食料増産、世界の食料供給の安定についての関心が高まっていた。このような状況の中で、セラード地帯の地域開発と農業開発を通じて、世界の食料供給増大への貢献を行い、加えて日伯両国の経済交流を促進し、友好関係を一層強固することを目的に1979年より本事業が開始された。