【セミナー・シンポジウム報告】イラン養殖関係者向け「持続的な海面生簀養殖」シリーズ・セミナーが無事終了しました!

2022年2月1日

イランにおける養殖業は50年以上の歴史があり、コイ、ニジマス、チョウザメ等の養殖生産量は年間44万トンを上回りますが、今までは主に川や湖を中心とした内水面養殖が中心でした。同国は、今後カスピ海やペルシャ湾、オマーン湾沿岸域での海面養殖の発展と振興を目指しています。海洋環境を守りながら生産性を向上させるため、環境負荷の少ないエサの開発や給餌方法の改良、海面生簀の構造や法制度等につき日本の施策や技術の共有が求められているところ、JICAは2021年7月~2022年2月まで、イラン漁業機構(IFO)及びJICA帰国研修員同窓会の水産・漁業関係者を対象に、日本の海面生簀の理解促進を目的とした4回のシリーズ・セミナーを開催、累計250名の参加で盛況に幕を閉じました。