「イラン協同組合能力強化」-2021年度第2回オンライン研修の実施

2022年3月29日

2021年度第1回研修の様子はこちら

「イラン協同組合能力強化」研修の2021年度第2回研修が2022年1月29日より2月19日の期間で開催されました。残念ながら今回もCOVID-19の感染拡大により、オンラインでの開催となりました。

イラン側での生協分野の課題として、伝統的で古い組織構造、管理職の高齢化や専門家不足等の人材問題、法律や規定の不履行、ネットワーク・サプライチェーン構築力不足、小売り産業による競争力の低下、プライベートブランド(PB)作りやプロモーション力不足などが挙げられました。

これに対応すべく今回の研修では、日本生活協同組合連合会(Japan Consumers Co-Operative Union:JCCU)の協力のもと、日本の生協組織と事業といった概況に始まり、生協法や生協の組織運営、宅配・店舗による購買事業、PB商品事業についての講義がなされるとともに、生協職員の人材育成や生協事業のデジタル化、物流システムや品質保証活動に関する説明がありました。

日本側の説明を受けて、各講義後は活発な質疑応答が展開されました。イラン側ではアクショプランとして、ネット販売の生協を設立し生協ブランドを推進することを目標にするとして、今回の研修が終了しました。今後のアクションプランの実施に期待がたかまります。

2022年度は本研修の最終年度です。一日も早くCOVID-19感染が収束し、本邦での研修実施が期待されます。

【画像】

研修時の様子1

【画像】

研修時の様子2

【画像】

研修時の様子3