2023年度9月帰国 青年海外協力隊 近藤 允沖(豊見城市)

略歴:
大学を卒業後、糸満中学校に勤務を経て、JICA青年海外協力隊へ参加。

任地での活動
派遣国: ベトナム
職種: 青少年活動
派遣期間: 2021年9月~2023年9月
配属先: ハイフォン市児童文化会館
活動内容:
日本語クラブで、6歳から15歳の子どもたちを対象に日本語や日本文化の紹介を通して子どもたちの健全育成を目指して取り組んだ。
新型コロナウイルスの蔓延防止措置として児童会館が閉鎖された間も、学びを止めないよう、オンライン授業を計画・実施した。規制が緩和されてからは児童会館での授業に加えて市内中学校への訪問授業も実施した。
日本文化・沖縄文化の紹介(おりがみ・浴衣・歌・日本食・三線など)も実施。2023年2月、日越外交関係樹立50周年では、ハイフォン市青年団・教育訓練局・外務局や市内の教育機関と協働し、日本文化祭を開催した。
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インタビュー

1.任地の気候や食べ物、生活環境などを教えてください。
一年中暑いとイメージがあるベトナムですが私が活動していた北部のハイフォン市では四季があり、冬は沖縄よりも寒いと感じた日もありました。ベトナムといえばベトナムサンドイッチのバインミーが有名ですが、私の住んでいたハイフォン市では通常のバインミーよりも細いバインミーカイが人気でおやつ感覚で食べていました。
2.活動にあたり特に困難だったことやそれを克服していった事例があればお教えください。
語学です。ベトナム語には6つの声調、12の母音があり、うまく発音しなければ相手に伝わりません。ベトナム語を習得するため日々カウンターパートや同僚に話しかけ、2年後にはなんとかベトナム語でコミュニケーションをとることができました。
3.楽しかったことを教えてください。
ベトナムのお正月(テト)です。カウンターパートに食事に招かれ、おいしいベトナム料理をいただいた後に民族衣装であるアオザイを着て市内へ出かけたことがとても印象深いです。
4.失敗談を教えてください。
赴任当初、日本語の授業の進め方でカウンターパートと意見が合わなくてぶつかったことです。何度も話し合い、互いの意見を伝え合うことで2年間の活動のゴールを定めることができました。
5.活動でうまくいった事例を教えてください。
赴任前から実施したいと思っていた「日越外交関係樹立50周年記念日本文化祭」を配属先、市外務局、市教育訓練局、青年団、市内の教育機関の協力の下実現できたことです。
6.2年間のボランティアを漢字一文字で!(その理由もお願いします)
宝 (子どもたちの成長・自身の成長を感じ、現地の同僚と絆を深め、ベトナム人の優しさに触れることができたこの2年間の思い出は私にとって非常に大切な宝物だから。)
7.これから海外に出ようとしているウチナーンチュに一言。
現地の方々とのご縁を大切に!!