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JICA沖縄のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
2025年6月1日にJICA沖縄に着任いたしました田中香織と申します。JICAでは長くアフリカの開発協力事業に携わってまいりましたが、この度縁あって沖縄に参りました。直近はマダガスカルに4年弱勤務しており、植生や海の青さ、また文化の面においても、西インド洋との類似点もあり親しみを感じております。
改正沖縄振興特別措置法において、JICAは国際協力の推進を通じ沖縄振興への貢献が求められております。これも踏まえ、沖縄県の「新・21世紀ビジョン」で掲げられている「世界に開かれた交流と共生の島」、また「地域外交基本方針」にある「世界の島しょ地域等とともに持続可能な発展を図る国際協力・貢献拠点」の実現に貢献できますよう、JICAの組織ビジョンである「信頼で世界をつなぐ」を実践してまいります。
沖縄には、島しょ性、亜熱帯性、独自の歴史・文化、社会包摂性等、沖縄ならではの知見、技術、人材があります。また、県系移民とその子孫で長年紡がれているウチナーネットワークも沖縄の重要なソフトパワーと言えます。翻って、気候変動や感染症等の地球規模課題や、経済開発、人間開発は途上国だけの問題ではなく、日本、沖縄においても直面している課題です。JICA沖縄としましては、主に人材往来を通じて沖縄と世界各地の知見と課題を結び付け、共に解決策を探り、それによって沖縄も元気になるような結節点となれるよう、工夫を重ねていきたいと考えております。
JICA沖縄は、2025年4月、設立40周年を迎えました。JICA沖縄での研修員受入は164ヶ国 14,497人(2025年3月末現在)に上ります。また、2025年は海外協力隊事業60周年でもありますが、沖縄からは651の方々にご参加頂いています。長い歴史のある研修事業、海外協力隊事業の他にも自治体、民間企業、NGO/NPO、学校関係者等、多くのパートナーの皆さまのご参加・ご協力をいただいてJICAの活動が成り立っております。厚く御礼申し上げるとともに、今後とも変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
なお、JICA沖縄内では、世界の現状を見て、触って、体験できるJICAおきなわ地球ひろば、世界・沖縄に関する3万冊の蔵書のある図書資料室、世界の料理を楽しんでいただけるOIC食堂等を一般に開放しております。ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。
2025年6月
JICA沖縄 所長 田中 香織
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