2023年8月派遣 青年海外協力隊 髙嶺 香代子(沖縄市出身)

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略歴:
国際武道大学体育学部体育学科卒業。沖縄県教育委員会沖縄県立高等学校にて体育教諭として18年勤務。

<任地での活動>
派遣国: スリランカ
職種:体育
派遣期間 :2023年8月~2025年3月
配属先:ゴール教育事務所(体育スポーツ課)
活動内容:
地域内で選択された学校を巡回し、体育教員とともに以下の活動を行う。
1. 体育の授業にて、実技の実践手法の提案や助言を行い、教員の実技指導能力の向上を図る。
2. 県内の教員研修の場で、実技の実践手法の紹介や普及を目的としたワークショップを開催する。
3. 放課後に実施されている陸上競技の指導をコーチとともに行う。
4. 生徒たちがスポーツや身体活動に親しみがもてるような授業計画書を作成する。

インタビュー

1.志望動機
以前より協力隊への参加に関心があり「いつかは…」という気持ちでいましたが、なかなか行動に起こせずにいました。旅行先の小学校で、放課後に生徒達と触れ合った経験が応募に至ったきっかけとなりました。開発途上国において教育という形で貢献しながら、教育の原点となるヒントを見出したいです。日本の教育を見つめ直し、今後の教育活動に生かしていきたいという思いもあります。
2.JICA海外協力隊に参加するために何か準備はしましたか?
語学学習では、シンハラ語は初めて学習する言語だったため、かなり苦戦しました。沖縄の文化を現地で紹介出来るように、三線の練習もしました。
3.派遣前訓練はどうでしたか?
日々語学訓練についていくのに必死でしたが、周囲の志高い仲間に刺激を受け、何とか頑張ることが出来ました。同期の隊員や講師、スタッフ、素晴らしい方々に支えられて大変充実した訓練となりました。久しぶりに学生時代のような規律ある生活に慣れることで、精神的にもかなり鍛えられました。
4.これから派遣先でどういう活動をしていきたいですか?
現地の方々と共に健康的な環境づくりに励みたいです。スリランカでの児童生徒の運動離れという課題に対し、少しでも興味、関心を持てるような魅力的な体育の授業づくり、機会づくりに取り組んでいきます。また、効果的な教材や地域の人材やイベントなどを活用し、地域住民を巻き込んで健康的な環境づくりへつなげていきたいです。
5.今の気持ちを漢字一文字で!
「健」 体育を通して、児童生徒の健やかな身体と健全な精神の育成を目指したいです。また、私自身がモデルとなって健康的に活動を行えるよう心掛けていきたいことをも意識して。
6.その他、感想、メッセージ等ありましたらお書きください。
任国では環境は異なるものの、教育者として「人を育てる」という点は日本での経験と共通しています。新たな環境に身を置くことで得られる気付きや学び、環境への適応や創意工夫、試行錯誤していく面白さなど、貴重な体験をさせていただくことを光栄に思い、自分に出来ることを出し切り、可能性を広げていきたいです。