大学生5名がJICA北海道(帯広)のインターンシップに参加しました!(その2)

9月9日から20日までの2週間、5名の大学生がJICA北海道(帯広)でのインターンシップに参加しました。JICAが実施する研修員受入事業と市民参加協力事業の多岐にわたる業務に関わった大学生の皆さんに、インターンシップでの経験の中で学んだことや感じたことを記事にしてもらいましたので、ぜひご覧ください!

2019年11月5日

[研修員受入事業] 秋田大学大学院修士1年 木村 文哉

圃場視察

JAふらの本所訪問

 研修員受入事業のひとつである「バリューチェーン構築による地域アグリビジネス振興コース」の一環として実施された、ふらの農業協同組合の視察に同行しました。高付加価値な地域産品供給の理解を目的としてJAふらの本所訪問や圃場視察、フラノ・マルシェオガール店視察を行いました。
 JAふらの本所では、富良野地域は過去に土地が農業に適していなかったものの、先人が試行錯誤し農地開発を進めた結果として今の生産性の高い農業があることを知りました。また農業の6次産業化への取り組みから、付加価値を高めた販売や素材を生かした多彩な商品提供を実現できていることがわかりました。
 圃場視察では管理者の方から稲の品種改良や農薬の散布方法、記録方法など様々なお話を伺うことができました。
 また、フラノ・マルシェオガール店視察では経営者の方から農家の方との関わりやJAの役割などのお話を詳細に伺うことができました。
 現地視察や訪問では、インターネットでの情報収集とは違い実際に見聞きし肌で現状を感じることができ、地域のつながりやバリューチェーン構築の苦労や工夫を考える上でとても有意義な活動でした。

[国際理解教育] 早稲田大学3年 寺田 菜々子

おびるっくにて

おびぶっくにて

 帯広市立柏小学校より小学4年生66名がJICA北海道(帯広)を訪問し、JICAや開発途上国に関するビデオの鑑賞と施設見学を行いました。その中で、私たちは館内案内を担当し、ロビー、レストラン、図書資料室を紹介しました。
 今回、小学生の館内案内を行なっていて、印象的だった点は、子どもたちが同世代の子どもに関する展示物に興味を示すことが多かったことです。
 例えば、おびるっく(ロビー展示)では、アフリカの子ども達が毎日どのくらいの重さのバケツを川から運ぶか体験するコーナーがあり、その重さに驚く子ども達が多かったです。
 また、ロビーに展示しているアートマイル(日本とアフリカの中学生による合同美術作品)の紹介に対しても、同世代の子供たちが国際交流を行なっていることに関心を寄せる児童が多く、印象に残りました。同世代だからこそ、親近感がわき、共感したり、児童自身がアフリカの子ども達とつながりや関連性を感じられたのではと思います。
 JICA北海道(帯広)がどのような国際理解教育を行い、地元の小学生が国際協力に対し、どのような考えを持っているか、学ぶことができ、大変有意義な時間でした。