【研修員学校訪問】共通分野で国際交流

2019年11月6日

<北海道士幌高等学校への研修員学校訪問>

士幌高校の活動クイズにチャレンジする研修員

葉っぱのカードを頼りに樹木を探す生徒と研修員

自然体験ゲームをクリアしていく生徒と研修員

笑顔で記念撮影

 10月25日、JICA研修員のラメッシュさん(インド)、アイザックさん(ケニア)、エイさん(ミャンマー)、トムさん(パプアニューギニア)、ヤウズさん(トルコ)の5名が北海道士幌高等学校を訪問し、2、3年生の環境専攻班の生徒10名と交流しました。
 この日は生徒が全て英語で司会、進行を行いました。生徒は研修員に、士幌高校で飼育している家畜や、校内で栽培し、製品化も果たしたシーベリーなどについて、〇×クイズで紹介し、楽しい雰囲気で交流会をスタートしました。
 生徒はその後、パワーポイントを使いながら、生徒が行った士幌町内の森林調査の報告やカシワ林保全活動について研修員に詳しく説明しました。士幌町内のカシワ林が年々減少傾向にあることや、町内全体の森林分布図と共にわかりやすくまとめられた活動報告に研修員は熱心に耳を傾けていました。
 交流会後半は校内の樹木園に移動し、生徒と研修員が5つのグループに分かれ「自然体験ゲーム」を楽しみました。このゲームは、事前に用意された葉っぱのカードを元に樹木園内を探索し、カードに載っている樹木の名前を調べるというものでした。生徒と研修員は微妙に異なる葉の形や色味の特徴を話し合い、類似したもの同士の識別に悪戦苦闘しながらゲームをクリアしていきました。研修員の母国にはない樹木も多くあり、ケニアのアイザックさんは「樹木の種類を知り、生徒と森林保全のアイデア交換ができて良かった」と話していました。
 最後に研修員と生徒がプレゼント交換し、それぞれに多くの学びがある交流時間を過ごしました。

※研修コース:
課題別研修「地域住民の参加による持続的な森林管理」