JICA海外協力隊経験者(OB・OG)の著書紹介

JICA海外協力隊OB・OGが執筆、編集した書籍を紹介します。
(これらは、全てJICA発行の「クロスロード」で紹介されている書籍です。)
※派遣名称は派遣当時のものです。

2006年

「ネパールの政治と人権 ~ 王政と民主主義のはざまで ~」

「ネパールの政治と人権 ~ 王政と民主主義のはざまで ~」

著者:マンジュシュリ・タパ 監訳:萩原 律子 河村 真宏

1990年の民主化運動以降、混乱が続くネパール。国王自らが内閣を発足する一方、共産主義による革命を唱えるマオイストは地方で住民を集め、ゲリラ蜂起を呼びかけている。 本書は、ネパールの一住民の視点から、ときには回顧録的に、ときにはるポタージュ的に、時刻の状況を記述したもの。ネパールの現状と、その混乱の理由もわかる。(明石書店 4,200円(税込))

OB/OGの経験職種・国

河村 真宏(ネパール・果樹)

「海外で輝くシニアのための国際ボランティアガイド」

「海外で輝くシニアのための国際ボランティアガイド」

国際協力出版会

「シニアが元気な時代」だといわれる今、職場などで長年培った技術や経験を活かして、海外でボランティアに挑戦しようという人が増えている。とは言っても、海外で暮らすだけでも大変なのに、ボランティアなどできるのかという思いもあるだろう。本書は、国際ボランティアの適正診断や心構え、シニア海外ボランティアや日経社会シニア・ボランティアの応募手順、経験者の体験談などが盛り込まれた、分かりやすい国際ボランティアガイド。(国際協力出版会 1,200円(税込))

「アフリカンリビング」

「アフリカンリビング」

編者:アフリカ理解プロジェクト

アフリカを身近に感じることができる「見る・つくる・知る おしゃれなアフリカ」シリーズの第3弾。「アフリカが好きで、アフリカに想いがあって、アフリカの人たちの役に立ちたい」と願う人たちの協力で作られた。アフリカの家や手作りできるインテリア、民族衣装のモダンな着こなし方などを、カラフルな写真とイラストを使って紹介。本書の収益は、アフリカの子どもと女性のための教育プロジェクトに使われる。 (明石書店 1,050円(税込))

「漂白のルワンダ」

「漂泊のルワンダ」

吉岡 逸夫

100万人が虐殺されたといわれるルワンダ内戦から12年。映画『ホテル・ルワンダ』のヒットに伴い、ルワンダへの関心が高まったことから、今回復刊された。著者は、1994年秋、新聞社のカメラマンとしてザイール(現コンゴ民主共和国)とルワンダに入った。現地に派遣された自衛隊を取材し、虐殺の現場にも潜入。ジャーナリストである以前に、ひとりの人間として「普通の人」の目線で書いた本。もうひとつの『ホテル・ルワンダ』 の姿とは?(牧野出版 1,575円(税込))

OB/OGの経験職種・国

エチオピア・映像

「ちぇしち」

「ちぇしち」

八島 敬

「ちぇしち」とは、ポーランド語で「やぁ」という意味の言葉。「経験こそ一生モノのタカラモノ」だと語る著者が、協力隊員時代の経験をとおして考えた世界観が、コミカルに描かれている。また、著者はTHE BOOMのヒット曲『島唄』を、ポーランドに広めるきっかけを作った人物でもある。ボーカルの宮沢和史氏のポーランド公演が実現するまでの足跡が、著者やポーランド人の『島唄』への深い愛情とともに記されている。 (文芸社 1,155円(税込))

ポーランド・体育
「津軽の四季(写真集)」

「津軽の四季(写真集)」

冨田 晃(弘前大学助教授)

弘前大学助教授の著者が撮影した津軽地方の風景・祭り・暮らしの写真が、四季のうつろいにあわせて構成されている(カラー写真 78点)。弘前公園の満開の桜や緑がまぶしい岩木山などの風景や迫力ある「ねぶた」などの写真が、見る者を津軽にいざなう。また、付録DVD-videoには、著者が収録した祭りなどの音ともに写真82点を紹介した映像作品(10分56秒)が収められている。(弘前大学出版会 2,520円(税込))

ホンデュラス・造園
「おそるべ師ハノイじん」

「おそるべ師ハノイじん」

神山 知子

日本語教師として、ベトナムの首都ハノイで過ごした2年間の日記を、エッセイ風にアレンジ。「私専用」のはずのトイレを、勝手 に使う下宿先の子どもたち。意見の食い違いから、ケンカは日常茶飯事の同僚の先生たち。「これほど喜怒哀楽の大解放をしながら生活したことはない」という 日々だったが、そんな著者をひと回りもふた回りも成長させてくれた「師」は、"憎んでも愛すべきベトナム人"たちだった。 (新風舎 840円(税込))

OB/OGの経験職種・国

ベトナム・日本語教師

「世界のお金事典」

「世界のお金事典」

佐藤 英人

世界各国の紙幣や貨幣を、写真入りで紹介した事典。それぞれの国の面積や言語、人種などの基本情報のほか、紙幣に描かれた人物の説明、政治や経済、社会情勢などの概要などについても、わかりやすく解説されている。「お金」をとおして、世界各国のさまざまな側面が見えてくる。子どもから大人まで、幅広く楽しむことができる一冊。(汐文社 2,940円(税込))

OB/OGの経験職種・国

ジャマイカ・SE

「プレイボール ~ スリランカ野球武勇伝 ~」

「プレイボール ~ スリランカ野球武勇伝 ~」

植田 一久

野球の名門、高知県明徳義塾高校の教員兼野球部コーチの職をなげうって赴いたスリランカ。専用野球場はおろか、満足な道具すらない。そんな状況のなかから、ナショナルチームをつくり、アテネオリンピック予選出場を果たすまでに育てあげた協力隊員の汗と涙と笑いの奮闘記。「同じルールで正々堂々と戦うフェアプレーの精神の元では国境はないのだ」。著者のスポーツへの想いと、平和への願いが詰まった一冊。 (文芸社 1,470円(税込))

スリランカ・野球
「夜間中学の理論と実践 ~ 成人基礎学習への提言 ~」

「夜間中学の理論と実践 ~ 成人基礎学習への提言 ~」

小尾 二郎

ネパールの識字学級と日本の夜間中学とを結び付けるものは何か。その答えをみつける著者の心の旅が綴られた一冊。「学ぶ者の生活を変える力を養う学習」を求める著者の真摯な姿勢に、教育とは何か、学習とは何かを改めて考えさせられる。夜間中学で懸命に学ぶ人々の肉声や、著者の17年にわたる実践の数々など、貴重な資料が収められている。教育や開発の現場で働く人にぜひ読んでもらいたい。(明石書店 1,680円(税込))

OB/OGの経験職種・国

ネパール・理数科教師

「チパタでの出会いにジコモ!ザンビアでの青年海外協力隊としての活動記」

「チパタでの出会いにジコモ!ザンビアでの青年海外協力隊としての活動記」

西條 玉恵

徳島県の現役高校教師がザンビアの地方都市「チパタ」の中・高等学校で、理数科教師として奮闘した2年間の熱血活動記。「ジコモ」とは現地語で「ありがとう」の意味。異文化のなかで悪戦苦闘する日々をユーモラスに、飾らない言葉でていねいにつづっている。ザンビアの学校の様子や日常の風景、ボランティアの等身大の姿を知ることができる読みごたえ十分な一冊。(文芸社 1,260円(税込))

OB/OGの経験職種・国

ザンビア・理数科教師

「モンゴル発パキスタン行き シニアボランティアの十年」

「モンゴル発パキスタン行き シニアボランティアの十年」

永江 史朗

37年間、日本で高等学校教育に関わってきた著者は、定年退職後、モンゴル、中国、マレーシア、パキスタンでボランティアとして日本語教育に携わる。その10年間の生活や現地の人たちとの交流、その間の大小さまざまな旅を綴ったエッセイ集。 「すべての認識は、旅であり、経験からはじまる」 旅や経験を通して著者が得た発見から、多くのことが学べるだろう。(新風社 2,415円(税込))

OB/OGの経験職種・国

シニア海外ボランティア パキスタン・日本語教育

「アフリカンアート&クラフト」

「アフリカンアート&クラフト」

編者:アフリカ理解プロジェクト

アフリカの魅力をたっぷり味わえる「見る・つくる・知るおしゃれなアフリカ」シリーズの第4弾。絵画や陶芸、木彫、ビーズ、革 細工、アフリカ独特のバティック染めなどが、写真やイラストとともに紹介されている。本書の企画・制作には多くの協力隊経験者が参加。本の収益は、アフリカの子どもと女性のための教育プロジェクトに使われる。(明石書店 1,050円 (税込))

過去の書籍はコチラから

・帰国隊員進路情報ページ