JICA海外協力隊OB・OGが執筆、編集した書籍を紹介します。
※派遣名称は派遣当時のものです。
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『ルソーと人食い 近代の「虚構」を考える』
著者:冨田 晃(ホンジュラス S63-2 造園) カリブ海に生きるガリフナの民の視点から世界史を読むと見えてくる、近代の「暴力」。カリブの「人食い人種」と、ルソーの「子どもの発見」という近代によって生み出され、近代というものを形づくってきた二つの「虚構」に注目し、それらの発生と定着の過程、そして、両者の関係を明らかにすることにより、近代という時代に潜む「暴力」の本質を明かし出す。植民地研究、国民国家論、教育史など、ジャンルを横断して新たな知見をもたらす。 |
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『やり取り・発表の力を伸ばす日本語活動アイディア集』
編著者:高嶋 幸太(モンゴル H21-4 日本語教師) スピーキング・スキルの構成要素である①内容②構成③表現技術の3つを向上させるための活動アイディアが満載で、初級から中上級まですべてのクラスで活用できます。ワークシートや評価シートもウェブから無料でダウンロード可能です。 |
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八月が咲く国
著者:井伊 美津子(羽部 睦子 パラグアイ S60-3 家政) (「まえがき)より抜粋)この本で私は、「人との出会い」をテーマにしました。パラグアイでは、悲しいこと、理不尽に感じたことがたくさんありましたが、もともと私は楽観主義者ですので、現地での生活を満喫できました。海外で現地の人とふれあうこと、また、生活しなければ経験できない矛盾と向き合うことなど、海外に行くことによって得られる収穫は大きいと思います。いまだ海外に行くことに大きな勇気がいると思いますが、どうぞ、海外を訪ねて新しいことを発見してください。 |
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『14歳からのSDGs』
編著者:水野谷優(バヌアツ H9-2青少年活動) 、加藤正寛(セントビンセント H16-1青少年活動)、國井修、井本直歩子、林佐和美、高木超 SDGs達成期限の2030年には国際社会の主役となる中学・高校生。彼らに向けて、ユニセフをはじめ国際開発分野の第一線で活躍する著者たちがメッセージを送ります。17のゴールを「生物・環境圏」、「社会圏」、「経済圏」、「パートナーシップ」に階層化した「ウェディングケーキモデル」をもとに、豊富なデータと現場のストーリー、そしてすぐにできる行動のヒントともに解説。SDGsを知る、学ぶだけでなく、自分と地球の未来を考え、行動に踏み出すためのガイドブック。 |
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『パプアニューギニアの日本語教育 - 40年の軌跡とその意義 - 』
編集:荒川 友幸、長岡 康雅、西村 祐二郎 パプアニューギニア(PNG)の日本語教育は1980年ソゲリ国立高校において開始されました。それ以降、日本語教育は40年以上続いてきましたが、これまでその全体を俯瞰する記録は編まれていませんでした。本書は、多くの日本語教育関係者がバトンをつなぎながら40年以上連綿と続いてきたPNGの日本語教育の歴史を関係者の手記にまとめ、さらに元日本語学習者のインタビューや学習者のアンケートなどを加えています。日本語教育にほとんど実用的な価値のない海外の地域(本書では「日本語教育にとっての辺境」)において日本語を教えることの意義を考える1冊です。 |
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『<学習者からの質問に学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30 中上級編』
著者:高嶋 幸太(モンゴル H21-4 日本語教師)、関かおる 本書は、前著『<初級者の間違いから学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30』(大修館書店)のシリーズ続編で、中上級レベルの日本語文法に関する指導書です。本書では、実際の場面にもとづいた例文を用いて文法解説をしています。教育現場における筆者の経験をもとに、中上級レベルの学習者からよく挙がる疑問や質問が挙げられているので、実践で役立つ1冊となっています。 |
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『ケニアの陽光』
著者:中川 宏治(ケニア H20-1 環境教育) 本書は、青年海外協力隊員として、ケニアのメルー国立公園において環境教育に取り組み、ケニアと日本の小学校の交流等に携わった活動の記録です。私がどのように活動を捉え、どのように取り組んでいったのか。ポストコロナの海外ボランティアに期待を込めながら、具体的に自分の体験を書きました。特に大きなことを達成したわけではないのですが、最後は自分なりに納得して帰国することができたと考えています。ポストコロナの時代、直接体験を通して異文化を知り、理解することの価値はいっそう高まると思います。これから協力隊に参加される方々にとっても参考になれば大変嬉しく思います。 |
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『<ビジネス・就活で活きる>「伝え方」のベストプラクティス』
著者:高嶋 幸太(モンゴル H21-4 日本語教師)、木村 久美 本書は、伝え方のエッセンスを凝縮させ、どうすれば相手に伝わるようなコミュニケーションができるのか、そして、どのような日本語を使えば相手に理解してもらえるのか、などをストーリー形式で学んでいくものです。スピーチやプレゼンテーション、就活、会議、話し合いなど対面、オンライン問わずさまざまな場面において、相手に伝わるように話すためのテクニックが満載です。日本語教育のスピーキング指導を行ううえでも役に立つ1冊です。 |