神奈川県教育委員会主催「神奈川県5年経験者社会体験研修」に協力しました

2021年10月20日

 8月3日、6日、16日の3日間、JICA横浜で行った「神奈川県5年社会体験研修」に神奈川県の公立小中高等学校、特別支援学校の教員26名が参加しました。

 本研修は、神奈川県教育委員会が主催し、神奈川県内で教員経験6年目の方々を対象に、社会の構成員としての視野を広げることを目的として実施されており、JICA横浜も研修に協力をしています。

熱心に講義を聴く参加者の皆さま

 3日間の研修では、国際協力について幅広く触れて頂きつつ、その内容を学校現場で生かすための開発教育やファシリテーション手法についても学んで頂きました。
具体的には、以下の内容を実施いたしました。

・「開発途上国の現状とJICAの取組み、開発教育支援事業について」JICA横浜 中野貴之職員
・海外移住資料館見学
・ワークショップ体験
・JICA横浜職員へのインタビュー
・JICA横浜教員研修事務局(メディア総合研究所)の仕事紹介
・「NPO/NGO活動紹介①」特定非営利活動法人草の根援助運動 小野行雄氏
・「NPO/NGO活動紹介②」横浜NGOネットワーク 小俣典之氏
・教育手法としてのファシリテーション研修
・「国際協力出前講座の紹介とシニア海外ボランティア経験者の社会体験」NPO法人シニアボランティア経験を活かす会 森妙子氏
・広報資料作成体験

 最終日には、JICA横浜所長への報告会を行いました。参加者からは、「国際協力の活動内容や意義についてよく理解できた」「NPOとNGOの違いについて学べたことで、日々のニュースへの関心も高まり、生徒たちにも伝えていきたい」「教えることと促進(ファシリテート)することの違いを理解できたので早速授業で使いたい」「学校の外でしか学べない内容ばかりで大変有意義な研修だったので、学んだことを同僚や児童に還元していきたい」などの報告がありました。
 今後、参加されたみなさまが今回の研修での学びを学校現場に還元することで、児童生徒が少しでも異文化や世界のことに興味を持ち、ジブンゴトとしてとらえられるようになることを期待しています。