隊次:2023年度1次隊 派遣予定国:ボリビア 職種:小学校教育
伴場 海璃さん
こんにちは、2023年度1次隊にてボリビアに小学校教育で派遣予定の伴場海璃です。
私は3月に大学を卒業し、この駒ヶ根訓練所に来ました。大学時代は初等教育を勉強しながら地域の学校へボランティアをしてきました。その他にも24ヶ国を訪れて現地の人々と触れ合ったり、NGOの活動を行ったりしました。
そんな私には2つの夢があります。それは10歳からの夢である「先生になること」、そして大学時代から抱いていた「途上国の子どもたちに勉強を教える」ということです。その夢を叶える為に、私は青年海外協力隊に応募しました。自分の思いや意志を多くの人々に伝えてきたことで、青年海外協力隊に合格することができました。しかし、私は新卒であるため、教員経験はおろか社会経験がありません。そんな私が途上国で先生として活動できるのか?日本で小学校教員になるという選択肢があるにも関わらず、青年海外協力隊として海外に進む道を選択したことを理解してもらえるのか。そんな迷いもありました。しかし今まで自分のことをサポートしてきてくれた人たちは、自分の選択を心から応援してくれました。そして私は青年海外協力隊として途上国で先生になることを決断することができました。私の背中を後押ししてくれた人たちには、本当に感謝の言葉しかありません。
特に家族は、努力が実らずに結果が出せずに苦しんでいる自分をいつも応援してくれました。時には一緒に泣いてくれた時もありました。昨年の秋に自分の選択を告げた時には「いつまでもあなたの夢を応援する」と言ってくれました。自分の夢を真っすぐ応援してくれる家族がいて本当に幸せだと思います。
私は自分自身の成長のためにはもちろん、これまで努力してきた自分を支えてくれた人たちのためにも、2年間任地で一生懸命活動し、帰国したときに成長した姿を必ず見せたいと思います。
訓練所では、語学の勉強にほとんどの時間を費やします。日中は訓練言語での授業がありますが、意外にも自習の時間が多くあります。その際は同じボリビアに派遣されるボリビア隊員、「チームボリビア」の仲間とスペイン語の勉強を行ったり、ボリビアのことについて学習したりします。チームボリビアは、それぞれ個性豊かな訓練生が4人います。毎日、和気藹々としていますが、真剣にやるときは真剣にやる、ふざける時はとことんふざけることができるメリハリのあるチームです。私はチームボリビアの仲間たちのおかげで、語学はもちろん、人間としても成長できている気がします。切磋琢磨し合いながら訓練に奮闘しています。
ボリビアに赴任した後は各々の任地に分散してしまいますが、きっと目標や意思をもって活動してくれることに間違いないでしょう。そして我々チームボリビアがボリビア全土にジャパニーズ旋風を巻き起こし、日本と地球の反対側にあるボリビアとの架け橋を築いていきたいと思います。