JICAボランティア派遣前訓練

JICAボランティアは、日本とは異なる自然・社会条件のもとで、現地の人々と協力活動を展開しますから、このために必要な異文化理解力、技術力、コミュニケーションスキル、さらに、持続する情熱、心身の健康が求められています。

駒ヶ根青年海外協力隊訓練所では、JICAボランティアとして、派遣国で充実した活動をするために、青年海外協力隊は70日間、シニア海外ボランティアは35日間の派遣前訓練を実施しています(年4回。4月〜6月、7月〜9月、10月〜12月、1月〜3月)。赴任する国の公用語を集中的に学習するほか、JICAボランティア事業の理念、国際協力、異文化理解、赴任する国の事情などの講座を行っています。講座のいくつかは公開講座となっており、広く一般の皆さんの聴講も可能です。

またこの他、地域の方々とのふれあいとボランティア活動を目的に、学校交流や、地元の農家、老人保健施設や幼稚園などを訪問する所外活動も行われています。

主な訓練の内容

1. 語学訓練

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ボランティア活動に必要不可欠な水準の語学力を身につけます。

英語・スペイン語・フランス語・ベンガル語・シンハラ語・ネパール語・ロシア語・ウズベキスタン語など。

2. 各種講座

1)国際協力、およびボランティア事業の理解

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国際協力の現状とボランティア事業を理解するために様々な講座を受講します。

2)異文化の適応と理解

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任国の事情や異文化の理解と適応の手法について必要な知識を身につけます。

3)協力活動手法の習得

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日本とは異なる環境や価値観において、自分の持っている技術を活かし、任国の発展につなげるための工夫や心構えについて学びます。

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4)健康管理・体力の向上

任国で心身ともに健康に過ごすために必要な保健衛生や救急法などについて学ぶとともに、体力維持増進に努めます。

5)安全管理意識の向上

海外の治安状況・交通事情について学び、危機管理能力を高めます。

6)「生活技法講座」

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任国における様々な生活に適応するための生活上の知恵・技術等を、候補者自身が他の候補者の講師となり、自分の専門性を有効に利用して教え合います。

7)「所外活動」

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駒ヶ根市内の各種社会福祉施設や農家への協力活動をとおし、地域社会との交流を深めつつ、不慣れな社会での振舞いと行動を考える活動を行います。

8)「語学交流会」

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ネイティブスピーカーとの会話をとおして、日ごろの語学学習の成果を試すとともに、異文化への理解を深める機会です。候補生は訓練所に来てから学び始めた語学を駆使して、現地の情報を得たり、日本の文化や歴史を紹介したり、様々な情報を交換します。

9)「学校交流」

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地域の児童・生徒との交流を通して、学校現場で実施されている国際理解教育に協力するとともに、自らも国際理解教育(開発教育)を体験し理解する機会です。

また国際協力に携わろうとする候補者がこの交流を通して、地元市民のODAに対する理解と支援を助長し、更に任地へ赴任後も文通等で継続的に交流することを視野に入れ、開発教育の実践者としての認識を高める機会としています。

10)「野外訓練」

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青年海外協力隊が派遣される多くの国々では、水や電気がない、もしくは慢性的に不足しているような状況が想定されることから、現地での生活の練習としての訓練です。野外等において2日間にわたって実施され、水と電気の使用は禁止もしくは制限されます。生活班単位で行動し、支給された食材を工夫して自分たちで炊事をします。また、課題や目標を与えてチーム力を高めるチームビルディングも行います。