過去の展示情報 JICA関西ロビー展「ハイチの会報告展 ~ハイチ共和国はどんな国?~」

2019年5月20日

教育支援:2017年教師を派遣

農業支援:キャベツ畑にて

ハイチの民芸品

2019年4月7日(日曜日)から5月19日(日曜日)まで →終了しました

皆さんは「ハイチ共和国」の事をご存知ですか?面積が北海道の3分の1ほどのカリブ海にある島国で、東はドミニカ共和国と国境を接している共和制の国です。
最近ではテニスで活躍中の大坂なおみ選手のお父様の出身国として国名を見聞きする場面も増えてきたのではないでしょうか。この様に明るいニュースもあるハイチですが、2010年1月にハイチを襲った大地震で、31万人の犠牲者が出てしまったことを覚えている方も多いでしょう。ハイチはこの震災以前から、独立の歴史や政治不安、自然災害など多くの要因から国が安定せず、西半球で最も貧しい国と言われてきました。
現在JICA関西のロビーでは、そんな日本から遠く離れた地で『農業で今日の命を守り、教育で明日のハイチを育てる』を理念に33年間活動を続けてきた「ハイチの会」の活動の様子を展示しています。

「ハイチの会」が運営を支援するボナビ村小学校の授業や、学校給食を食べる子どもたちなどを沢山の写真と共にご紹介しています。実際に使われている教科書や、ハイチの民芸品の展示も行っています。

話を伺った「ハイチの会」事務局のディオジェンさんは「ハイチは貧しいけれどそこに居る人々はとても魅力的であたたかい!彼らと触れ合えばこの国の事が大好きになるはず。」とハイチの魅力を熱く語って下さいました。
「ハイチの会」の活動は、住民の大多数が参加協力する組織KFP(kominote familyal peyizan住民家族共同体)と共に行われています。
今回の展示は活動の報告を中心としつつ、活動の傍ら撮られた沢山の写真の中から、ハイチのあたたかな風も感じ取って欲しいと思います。