jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

所長挨拶

JICA関西のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。JICA関西は、兵庫県神戸市に拠点を置き、日本の政府開発援助(ODA)の実施を一元的に担うJICAの関西地域の窓口として活動しています(注1)。関西2府4県(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)の皆さまと共に、相手国と関西の双方に価値をもたらす国際協力事業を行っています。

具体的には、開発途上国の国づくりの中核を担う政府やビジネス界の中堅リーダーを年間1,000名以上関西へお迎えし、防災、ものづくりや環境管理分野といった関西の強みを活かした研修を実施しています。また、関西地域の民間企業の海外展開を後押しする中小企業・SDGsビジネス支援事業、JICA海外協力隊の派遣、そして学校現場での開発教育・国際理解教育など、多様な事業を展開しています。

世界では気候変動に伴う自然災害、感染症、相次ぐ武力紛争や人道危機が複雑に絡み合い、「人間の安全保障」が脅かされています。複雑化する課題や新しい課題に対して、JICAは日本国内外の多様なパートナーとの「共創」によって「革新」を生み出し、世界における「人間の安全保障」と持続的発展に貢献していきたいと考えています。歴史的に海外との交流が盛んな関西地域には、自治体、民間企業、大学、NGOなど、世界に誇る知見・技術を有する様々なパートナーが集積しています。JICA関西は、こうした地域社会の強みを国際協力の現場で活かすと共に、「共創」から生まれた価値や経験を関西へと環流させるよう、取り組んでまいります。

2025年は、大阪・関西万博の開催、阪神・淡路大震災から30年、そしてJICA海外協力隊発足から60年など、関西とJICA双方にとって大変重要な節目の年となりました。これまでに培われてきた経験や教訓、人と人とのつながりを丁寧に紡ぎ、未来に継承していくことが重要であり、2026年はその新たな一歩を踏み出す年となります。2030年を目標年に定めるSDGsの達成をはじめ、長期的な視野に立ちながら、JICA関西は世界と関西の架け橋となるべく、新たなステージにおいても一層尽力していく所存 です。

なお、JICA関西の一階スペースは、「JICAかんさい地球ひろば」として一般に開放しており(年末年始除いて年中無休・無料)、開発途上国や国際協力についての展示コーナーや、世界の料理を楽しんで頂ける食堂があります。新しい発見や世界とのつながりを感じていただけると思いますので、神戸にお越しの際にはぜひお気軽にお立ち寄り下さい。

2026年3月
JICA関西センター
所長 広沢 正行

(注1)連載中の「JICA関西センター物語」に、その沿革を詳述しています。https://www.jica.go.jp/Resource/kansai/office/story/index.html

【ご参考】
●世界と関西をつなぐJICA事業(2府4県別の事業概観)
https://www.jica.go.jp/domestic/kansai/activities/connect/index.html