ペルー最大の日系料理祭典「ごちそうペルー」(日本人移住120周年としても申請)が今年も開催!帰国研修生による体験談発表

2019年5月23日

2019年5月3日~5日にかけて、コスタ・ベルデ地区にあるペルーの大型展示場ドモス・アートにおいて、日系料理の大型祭典「ごちそうペルー2019」が開催されました。2017年から毎年行われている同祭典ですが、今年度は、過去3年で最多の来場者数である2万人以上が来場し、33店舗の日系料理レストランが出店したほか、日系団体によるダンスやパフォーマンスの披露、日本の雑貨や食材売店、日本酒やビールが楽しめる日本式のバーやカラオケなど、数多くのエンターテイメントが楽しめる祭典となりました。

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祭典開催前日である2日には、第三回ごちそうペルー開催式が行われ、イベント主催者である日系料理協会のフランシスコ・ミヤギ会長、産業観光省大臣のエドガー・バスケス氏、サン・ミゲル郡長のフアン・ゲバラ氏、日系人協会会長のアベル・フクモト氏、在ペルー日本大使館特命全権土屋定之大使、JICAペルー事務所上野和彦所長、その他ペルー日系レストラン関係者らが参加しました。

最終日である5日には、大ドーム内にあるステージにて、JICA帰国研修員2名及びJICAペルー事務所の事業紹介についてプレゼンテーションをする機会がありました。まず初めにJICAペルー事務所の事業について、昨年事務所で製作したビデオを紹介した後、礒貝白日次長がペルー事務所の事業紹介、特に研修制度について説明しました。最後に、今年1月21日~31までの「日系ビジネスリーダー」の研修に参加した2名の帰国研修員、ユリ・ササキ氏、フランシスコ・ハマダ氏から研修で得た体験談について話してもらいました。

JICAプレゼンテーションの様子

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昨年度制作したビデオ紹介

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礒貝次長のプレゼンテーション

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帰国研修員の発表

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日系料理レストランTZURUの共同経営者の一人 ハマダ氏の発表

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イベントでのTZURUのブース様子。多くの人が並び、3日間で1600食売れました。

ハマダ氏は、リマの新市街サン・イシドロ区にある人気日系料理レストランの一つである、TZURU「鶴」の共同経営者の一人であり、ごちそうペルーにもレストランを出店しています。「こうした日系料理イベントは、まだ日系料理の存在を知らないペルー人に知ってもらうためには良い機会になるので、これからもこうした日系イベントに積極的に参加をし、日系料理の普及に携わっていきたい」と話しました。イベントの大半の来場者はペルー人であり、日系人料理人たちによるペルー料理と日本料理を融合、発展させてきた日系料理が広くペルーに拡がるきっかけとなる大盛況のイベントになっていました。