(愛媛)松山東雲中学・高等学校で地球の料理教室~セネガルのおやつ~を開催しました

2021年11月18日

ファタヤの説明

 11月11日と15日で松山東雲中学・高等学校で地球の料理教室が開催されました。
 これは毎年、愛媛県青年海外協力隊を育てる会が主催しているもので、愛媛県内の高校でJICA海外協力隊経験者が任国の料理を紹介して一緒に調理し、食を通じて国際理解を図る活動です。

セネガルのおやつ、ファタヤ

 今回の講師はセネガルに派遣されていた大石さん(現・愛媛県JICA国際協力推進員)とJICA長期研修生で愛媛大学に留学しているセネガル出身のMariemeさんで、生徒たちに「ファタヤ」というセネガルのおやつの作り方を紹介しました。ファタヤは現地の道端で1個5円程度で売られている揚げ餃子のようなお菓子です。中の具にはツナ、またはミンチと玉ねぎなどが入っています。

みんな一生懸命作りました

みんな楽しく料理しました

東雲高校のみなさん、ありがとうございました!

 生徒たちはMariemeさんと英語を使いながらコミュニケーションを図り、調理方法を聞きながら楽しそうに料理をしていました。最初は恥ずかしそうにしていた生徒たちも、料理を通して徐々に打ち解けていく姿が見られました。食べる時には「いただきます」の代わりに、セネガルのイスラム教の人たちが使う「ディスミライ」という言葉で食べ始めるなど、「食」を通して生活習慣や宗教についても知ることもできました。ファタヤの味も、ほとんどの生徒の口にあったようで、「家族にも作ってあげたい」という生徒もいました。
 Mareimeさんは日本の高校へ来たのが初めてで、制服や自分たちで掃除すること、職員室や教室の雰囲気にびっくりしていました。このように相互の異文化理解が深まり、とても有意義な地球の料理教室になりました。東雲高校3年生のみなさん、楽しい時間をありがとうございました!