所長挨拶

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JICA四国は、1964年の海外移住事業団設立時の都道府県事務所設置に始まり、73年の都道府県事務所の12支部への統合による高松支部の設置と、74年の国際協力事業団高松支部への改組にさかのぼります。その後2018年7月にJICA四国(センター)に改組し、現在に至っています。JICA四国は、四国4県の皆様のご協力により、研修事業、ボランティア事業、市民参加事業、民間連携事業等の事業をおこなうことで、開発途上国における課題の解決に取り組んでいます。

最近、JICA四国がある高松市においても17色に彩られたバッチを胸にしている人をよく見かけるようになりました。2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」は開発途上国のみならず、193の国連加盟国で共有された目標です。日本も2016年5月、内閣に、持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を設置してSDGsの推進に取り組んでいます。

四国各県に目を向けると、急速に進む少子高齢化に伴って様々な地場産業において労働力が不足しています。急増する外国人労働者をどのように受け入れ、共生していくかは今後大きな課題となるでしょう。また、大規模な自然災害に対する対応等を含め多くの課題に直面しています。一方で、四国の産学官民にはその自然環境と歴史や文化に培われた、多様で優れた技術やノウハウが豊富にあります。JICA四国は、このような地域の特性から生まれた技術やノウハウを、開発途上国の課題の解決に結びつける「結節点」の役割を担っていきたいと考えています。

「内外一元化」という言葉があります。この言葉は、海外の課題と国内の課題を繋いで、双方の課題解決に貢献する内外一元化の取り組みを重視し、JICAの各センターが実施している事業の重要性を説明するときに使います。JICA四国は、四国4県(内)と開発途上国(外)を繋ぐ「結節点」として、内外の様々な課題の解決に貢献する質の高い事業を四国の皆様の協力を得ながら実施してまいりたいと存じます。

JICA四国
所長 小林 秀弥