-体験型イベント- みんなつながるユニバーサル

2022年10月5日

ユニバーサルデザインを知ろう

どれがユニバーサルデザインに当てはまるでしょうか?

はじめに、「ユニバーサル」とは何かを解説し、ユニバーサルデザインに関するクイズにみんなで挑戦していただきました。乗り物や建物、そして身のまわりにあるものから出題。普段よく目にするものだけれど、そこに隠された工夫や心づかいに目を向ける機会となりました。

オンラインゲストによるネパールでの国際協力体験談

ネパールの話に興味津々!

続いて、ネパールで障害者支援の活動を行なったJICA海外協力隊経験者の浅見さんをオンラインゲストに迎え、ネパールと日本との文化の違いや、パラリンピックの公式種目であるボッチャの普及活動を行なった体験談を聞きました。

現地の生活や活動の様子を写真や動画を使ってお話しいただきました。ボッチャをネパールの人たちに伝える活動の中で、日本とネパールの「あたりまえ」が異なり、最初は上手くいかないこともあったそうですが、浅見さんがポジティブに明るく粘り強く相手に寄り添い、じっくりと活動を進めていったお話が印象的でした。浅見さんは、ネパールに派遣されることが決まってから、日本でボッチャを学び始めたそうです。どれだけ練習を重ねてもパラアスリートとの試合で勝つことができず、アスリートの技術のすごさを体感したとのこと。プレイのコツなども教えていただき、参加者もボッチャへの関心が高まりました。また、参加者の中にはネパール出身の方もおり、ネパール語が堪能な浅見さんをみて大変驚いていらっしゃいました。

ユニバーサルスポーツ体験

ボールの行方に目が離せない(ボッチャ)

大人も子どもも目隠しで体験(卓球バレー)

最後に、ユニバーサルスポーツの「ボッチャ」と「卓球バレー」を参加者全員で体験しました。どちらの競技も公式のルールをアレンジして、なごや地球ひろば使用の特別ルールで実施しました。

子どもや年配の方、障害のある方、外国の方など誰でも一緒に楽しくプレイできるのがユニバーサルスポーツの特徴です。参加者は、はじめてプレイする方がほとんどでしたが、相手チームにアドバイスしたり、一生懸命に応援したりと会場は大盛り上がりとなりました。

工夫と心づかいで住み続けられるまちに

イベントを通して、SDGsゴール10「人や国の不平等をなくそう」、ゴール11「住み続けられるまちづくりを」の達成と結びつけながらユニバーサルについて学びました。アンケートの感想から「これからユニバーサルについていろいろ考えたいなと思いました」「ユニバーサルデザインについて意識が高まった」という声もいただき、イベントの成果を感じることができました。

なごや地球ひろばでは、皆さんに楽しみながら国際協力や世界の課題、そしてSDGsについて知っていただけるイベントを今後も企画していきます。ぜひ皆さん、なごや地球ひろばに遊びに来てください!