所長挨拶

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日頃より読者の皆様にはJICA中部の活動に対し多大なるご支援とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。

JICA中部は、2009年3月、名古屋市が「国際歓迎・交流拠点」の形成を目指して再開発を進めた名古屋駅南のささしまライブ24地区に移転し、また同年6月には、体験型展示施設なごや地球ひろばを開設しました。その後もささしまライブ24地区は目覚ましい発展を遂げ、ここ数年間を見ても地元テレビ局が移転してきたり、大手ホテルチェーンを含む大型複合商業ビルが完成したりするなど年々まちの賑わいを増し、2017年10月7日、ついに「まちびらき」を宣言しました。
そのタイミングに合わせて、JICA中部に併設されているなごや地球ひろばもSDGsを基本コンセプトとして8年ぶりに全面リニューアルを果たしました。お蔭様をもちまして、まちびらき以降はこれまで以上に多くの方々にお越しいただいており、2017年末には累計で68万人を超える方々にご来館いただきました。これからも中部地域の皆様に国際協力をより身近に感じて頂くべく、なごや地球ひろばでは様々な企画に知恵を絞っていく所存です。

さて、JICA中部では、途上国からの研修員を受け入れることによる人材育成支援、日本人ボランティアの海外派遣支援、草の根レベルでの技術協力の実施など様々な事業を推進しております。それらに加えて、最近では民間企業との連携を強化しており、中部地域の民間企業の持つ優れた技術や製品といったものを積極的に途上国の経済や社会の開発に活用させていただこうという取り組みを強化しています。
私どもJICA中部が担当する愛知、岐阜、三重、静岡の4県は言うまでもなく国内屈指のものづくり地域です。誰もがすぐにイメージする輸送機器だけでなく、古い歴史を持つ窯業や繊維産業、更には最先端のロボット産業などものづくりと言っても多彩です。そうした中部地域の強みを国際協力の現場においても発揮していただこうというものです。
もちろん民間企業の方々にとって途上国でのビジネスにはリスクも伴います。私どもJICAでは、約100か所の海外事務所が持つ現地情報のご提供に加え、ビジネスを始める前のリスク分析やマーケットリサーチ、更には自社製品の現地での適合度を試す実証実験などをお手伝いする様々な制度もご用意しております。2012年度に始めたこの制度では、中部地域の企業の皆様のご利用も少しずつ増えてきております。

JICA中部は、中部地域におけるJICAの窓口として、中部も元気にする国際協力を目指し、様々な活動に取り組んでいく所存です。皆様からの引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2018年1月1日
JICA中部センター
所長 阪倉 章治