所長挨拶

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JICA中部のホームページにようこそ。

日頃より読者の皆様にはJICA中部の活動に対し多大なるご支援とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。

2017年7月にJICAは新たな組織のビジョン、「信頼で世界をつなぐ」を定めました。JICA中部は自由で平和かつ豊かな世界を希求しこのビジョンを達成するために、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県におけるJICA事業の総合窓口として、地域の皆さまと共に国際協力事業を推進しています。

JICA中部は名古屋の地において50年以上の歴史を有していますが、令和という新しい時代を迎える2019年は、JICA中部が現在のささしま地区に移転して10年目に当たります。先日、移転10周年を記念して日頃JICA事業にご協力いただいている皆様にお集りいただき記念式典も開催いたしました。移転当時、センターの周辺は荒涼とした広い土地でしたが、現在では大学、ショッピングモール、テレビ局、ホテル等が立ち並ぶ名古屋における注目エリアへと大変貌を遂げています。マスタープランに基づく街づくりは「10年でここまで変わる!」という都市計画の見本となり得るものであり、中部センターに宿泊している途上国からの研修員にも都市開発の成功のモデルとして理解されています。

国際社会においては、2015年9月に国連サミットにて持続可能な開発目標(SDGs)が合意され、貧困撲滅や気候変動への対応、平和の実現など、2030年までに達成すべき17の目標は、先進国も含めた世界全体にとっての目標とされています。SDGsは数多くの、各々が密接に関わりあう複雑な課題であり、それらの解決のためには、開発援助の専門機関だけではなく、自治体や大学、そして民間企業等が一丸となって、独自に有する技術やノウハウ、ICTなどイノベーティブな手法を導入することが必要です。JICAも近年、民間企業との連携や海外展開支援に力を入れています。伝統的な強みである「ものづくり」の基盤とデジタル技術の融合を推進している中部地域はSDGsの課題解決へのポテンシャルが非常に高く、積極的な取り組みが期待されています。JICA中部は地域の有する様々な技術やノウハウと途上国のニーズのマッチングを進めていきます。

SDGsの推進に限らず、JICA中部の活動は多岐にわたり、途上国の方々が中部の有する技術を学ぶ研修事業、海外で活躍するJICAボランティアの募集・広報、自治体や大学、民間企業などの国際協力事業参加への支援、さらには学生の方々や先生方を対象とする開発教育支援事業なども担当しています。

JICA中部には国際協力への理解を深める展示スペースや途上国の料理を楽しめるカフェも併設しています。開発途上国に関心を持っている方や、実際に国際協力活動に参加されたい方など、一人でも多くの方に訪問していただきたいと強く願っております。近くにお越しの節はお気軽にお立ち寄りください。

近い将来、皆様にお会いできることを楽しみにしております。

2019年4月 JICA中部 所長
長 英一郎