所長挨拶

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日頃より読者の皆様には大変お世話になり、厚く御礼を申し上げます。

JICA中部は、2009年3月、名古屋市が国際歓迎・交流拠点の形成を目指した「ささしまライブ24地区」に移転し、同年6月には体験型展示施設なごや地球ひろばを開設しました。その後、皆様のご理解とご支援に支えられ、2015年12月にはなごや地球ひろばへの来館者50万人を達成し、2017年となる今年は移転及び開設9年目を迎えることになります。

JICA中部は、従来から、途上国からの研修員を受け入れることによる人材育成支援、日本人ボランティアの海外派遣支援、そして草の根レベルでの技術協力の実施などを行ってきていますが、ここなごや地球ひろばはあらゆる世代に対する開発教育や啓発活動の拠点という特別な役割を担っています。こうした体験型展示施設を有するJICAの国内の拠点は東京と名古屋の2か所のみで、JICA中部としましては今後も地球ひろばを地域の方々に広く知って頂き、国際協力を考えるきっかけとして頂くべく、様々な努力をして参ります。

また、ここ数年、地域発の国際協力、民間企業の方々との連携による途上国支援、という動きが活発になってきています。JICA中部が担当する愛知、岐阜、三重、静岡の4県は言うまでもなく国内屈指のものづくり地域です。中小企業を含めて中部経済を支えるこうした民間企業の優れた技術や製品を途上国の開発に活用していけないか、それは同時に中部経済の更なる発展の一助になるのではないか、そうした思いからJICA中部では地域の民間企業の方々に活用頂ける新しい制度のご紹介やコンサルテーションを積極的に行っており、アジア諸国を始め少しずつJICA中部と民間企業の方々との連携実績も出てきています。

2017年、ここ「ささしまライブ24地区」は10月にまちびらきが予定されています。大手ホテルチェーンを含む複合型商業施設の完成などもあって街全体が益々賑わいをみせる中、JICA中部としましては、これまで以上に地域の国際協力の拠点の役割が果たせるよう一層努力して参ります。お近くにお越しの際は是非JICA中部、なごや地球ひろばにもお立ち寄り頂き、JICA中部へのご意見、ご要望などをお寄せ頂ければ幸いです。

2017年1月1日
JICA中部国際センター
所長 阪倉 章治