「草の根技術協力」って何でしょう?「草の根」とは住民レベルでの活動のことです。
すぐにイメージが湧く人もそうでない人も、JICA中部の実施している草の根技術協力事業がどのようなものか見てみましょう。
「草の根技術協力」って何ですか?
草の根技術協力とは、日本の団体(日本に拠点のあるNGOなどの非営利団体、大学、その他公益法人など)が提案して、その団体の活動をJICAが支援するというものです。JICA中部でも地元の団体からの提案をお待ちしています。ご関心のある東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)の団体はご遠慮なく当センターにお問い合わせください。
例えばどのようなことを草の根技術協力ではしているの?
開発途上国の人々の生活改善・生計向上に直接役立つ分野で、草の根レベルのきめ細かな活動が行われる事業が対象となります。例として次のような分野での事業が挙げられます。
- コミュニティ開発(農・山・漁村等の開発を含む)
- 高齢者・障害者・児童・女性・難民等支援
- 保健医療(地域保健、母子保健、公衆衛生、栄養改善、プライマリヘルスケア、リプロダクティブヘルス、HIV/AIDS等)
- 所得向上計画(伝統産業振興、住民組織化等)
- 人材育成(教員養成、識字教育、ノンフォーマル教育、初等教育環境改善、職業訓練等)
- 公害対策(水質・大気汚染対策、廃棄物処理等)
- 自然資源の持続的利用(荒廃地回復、森林・水資源管理等)
実施事例
実施事例は以下のリンク先からご覧ください。
(注)リンク先にある一覧表の「JICA担当機関」欄から拠点名を選択することで拠点ごとに抽出が可能です。
草の根技術協力の流れはどうなっているの?
草の根技術協力は3タイプありますが、どのタイプの技術協力も以下のような流れになります。
- 1.応募相談(随時)
- アイデア相談シートを作成し、愛知・岐阜・三重・静岡の東海4県下の団体はJICA中部へ活動内容をご相談ください。
- アイデア相談シート(Word/40KB)
- アイデア相談シート(PDF/78KB)
- JICAがサポートしながら、一緒にプロジェクトを作り上げていきます。
- 2.事業提案書の提出
- パートナー型:応募は随時受付、選考は年2回
- 支援型:応募は随時受付、選考は年2回
- 地域活性型募集:応募は年1回受付(毎年8〜9月予定)
- 3.選考結果の通知(採択内定)
- 4.事業実施国でのNGO登録
- NGO登録が必要な国において、NGO登録がお済みでない団体は、登録を行ってください。
- 5.相手国政府や実施機関の了承を取得
- 提案事業の実施計画について相手国政府や実施機関から了承を得ます。
- 6.JICA国内機関と業務委託契約を締結
- 愛知・岐阜・三重・静岡にある団体はJICA中部と契約を結びます
- 7.事業を実施
- モニタリングを定期的に行い事業活動についてご報告いただき、必要に応じて事業の実施計画を見直します。
- 8.活動報告会の開催
- 詳細は募集要項をご覧ください。
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