お祭りを通して、人・異文化とつながる「JICA関西夏祭り」

2019年8月29日

ミャンマー研修員

 8月25日(日)に、JICA関西にて「JICA関西夏祭り」を開催しました。
今年の夏祭りは約250名の参加がありました。
(研修員70名、一般来場者100名、ふれあいボランティア60名、青年海外協力隊・シニア海外ボランティアOB会20名)
たくさんの方々にご来場いただき、日本文化体験や屋台、縁日などを通じて  様々な交流が生まれ、大いに盛り上がりました。  

日本文化体験(茶道、浴衣の着付け、書道、生け花、折り紙

生け花

折り紙の手裏剣を持つグレースさん

書道:カタカナで名前を書けたプンパットさん

茶道:緑茶が好きなモディボさん

ふれあいボランティアや一般の方々と一緒に、研修員が館内のあちこちで日本文化を楽しみました。
日本文化を体験した研修員のコメントを紹介します。


「生け花は初めてで、とても楽しかった。単純にお花をアレンジしているのではなく、お花の生け方には、特別なテクニックがあることが分かった。生け花は、仏教や哲学と関係しており、深い意味があると思う。」(フランコ・ルーカスさん ブラジル)(写真右側)



「折り紙で手裏剣をつくることができて、うれしい。ボランティアの方が折り方を教えてくれたので、難しくなかった。」(グレースさん コンゴ民主共和国)








「初めて書道をして、最初は難しかったけど、自分の名前をカタカナで書けるようになってうれしい。」(プンパットさん タイ)









「日本の緑茶は健康に良い。苦いけど、味もいい。スーパーで緑茶を買って、毎日飲んでいる。日本人は長生きで、80歳、90歳になっても元気なお年寄りが多い。長生きの秘訣は、健康にいい緑茶を飲んでいるからだと思う。」(モディボさん ナイジェリア)(写真右側)

縁日

縁日

青年海外協力隊やシニア海外ボランティアの経験者からなる兵庫県・大阪府のOB会が様々なブースを出して下さり、一般の方や子供たち、研修員が団扇作り、輪投げ、五目並べ、的当て、野菜はんこのきんちゃくバック作り、国際おもちゃ釣りを楽しみました。

メキシコ研修員の歌、和太鼓演奏、みんなで盆踊り

和太鼓クラブIRISの皆さんとマキシマさん

メキシコの歌熱唱 ホセさん

盆踊り

和太鼓クラブIRISによる和太鼓演奏では、最初に研修員もIRISのメンバーの方々と一緒に和太鼓を叩いて和太鼓演奏の体験をした後、迫力のある和太鼓の演奏と踊りのパーフォーマンスを楽しみました。
次に、京都工芸繊維大学で研修に参加しているメキシコ研修員ホセさんが一人でメキシコの歌を熱唱、会場はメキシコの陽気な雰囲気で一杯になりました。
盆踊りは、はじめは恥ずかしがっていた研修員もふれあいボランティアの方のお手本を見ながら徐々に踊りの輪に加わり、一般の方と一緒にみんなで踊って、やぐらの周りに大きな輪ができました。
「JICA夏祭りはとてもナイス。和太鼓の演奏は、素晴らしかった。とても良いお祭りで毎日こんなに楽しいお祭りがあったらいいなあと思う。」とベナン出身のマキシマさんがJICA夏祭りの感想を述べていました。JICA夏祭りは年に1回のイベントですが、JICA関西館内では、国際協力やSDGsに関する展示ブースがあり、食堂では、各国の料理もお楽しみいただけます。ぜひお気軽にお立ち寄りください。