北海道コンサドーレ札幌から、ユニフォームのプレゼント!

2019年8月29日

8月28~30日の3日間、横浜で第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が開催されています。これにちなんでサッカーJ1の北海道コンサドーレ札幌から、ウガンダの子どもたちにユニフォーム16着を寄贈いただきました!

サッカーはウガンダで大人気のスポーツ!

ウガンダにおいてサッカーは圧倒的な人気を誇るスポーツで、サッカー代表の試合が開催される日は午前中からブブゼラの音が町中で聞かれます。どこのコミュニティにもサッカー場があり、夕方になると(場所によると平日の昼からも)多くの人が集まり、サッカーを楽しんでいます。
子どもに一番好きなスポーツを聞くと、特に男の子は間違いなくサッカーと答えます。ボールやゴールがなくても、ゴミを丸めてボールを作ったり、木をゴールに見立てたりすることで、どこでもプレイできるからです。

そんなウガンダでJICAとともにサッカーを通じたキャリア支援に取り組んでいるのは、なんと、プロサッカー選手の本田圭佑さんが立ち上げたSOLTILO(ソルティーロ)。2019年5月に開催された「SOLTILO TICAD CUP(主催:SOLTILO、共催:JICA、サラヤ株式会社)」には60名の子どもたちが招待され、サッカーの能力が高い子どもや試合への取り組みなど人間性に優れた子どもたちにキャリア支援を行うのが特徴的です。

青年海外協力隊が活動する学校へ、16着のユニフォームを寄贈

カビラ・ウメア小学校での贈呈式の様子

250名の生徒が学ぶKabira Umea小学校はこのサッカー大会に参加した学校のひとつで、青年海外協力隊の丸岡咲耶花さん(小学校教育、2017年度1次隊)が算数・体育・図工・音楽を教えています。丸岡隊員とともにJICAのイベントに積極的に参加してきました。

8月15日に現地で行われた贈呈式では、JICAウガンダ事務所内山次長から、小学校のナムガンベ・ファトゥマ校長にユニフォームを手渡しました。
子どもたちは、「きれいなユニフォームをもらえて嬉しい。着てプレイしたいので、選手になれるようがんばる」、「他の学校も羨ましがると思うので、見た目だけにならないよう一生懸命練習する」と、さらに意欲が高まった様子。

現地の丸岡隊員は今回のユニフォーム寄贈を受けて、「ウガンダの子どもたちは素直で、教わったことにとても熱心に取り組もうとしますが、家庭の事情で毎日学校に来られなかったり転校ばかり繰り返した結果、卒業する前にドロップアウトしてしまう児童も少なくありません。今回のように支援を得ることは、学校・コミュニティ・人々が、外部から気にかけてもらえているという安心感を得られるとともに、よりよく学校を運営していこうという意欲を持つことにつながると思います」とコンサドーレへの御礼の言葉を述べました。

サポーター皆様からのグッズ寄贈をお待ちしております!

さっそく袖を通して芝生を駆け回る子どもたち

青年海外協力隊の活動現場では、まだ以下のサッカーグッズが不足しています。グッズを寄贈してくださる方は、9月14日(土)、厚別公園競技場で行われるコンサドーレ対ベガルタ仙台戦のJICAブースまでお持ちくださいませ。
・サッカーボール(空気を抜いてお持ちください)
・ユニフォーム(特に子供用)
・ゴールキーパーグローブ

(注1) 新品でなくても構いませんが、状態が良いものをお持ちください。
    サッカーボールは空気を抜いてお持ちいただけると助かります。
    送付先はJICAが選定させて頂きます。
(注2) 輸送費の関係上、たくさん寄贈グッズが集まった場合は、途中で
    締め切らせていただくことがあります。予めご了承くださいませ。
(注3) 現地での贈呈式などの様子は、JICA北海道ホームページを通じて
    ご報告させて頂きます。

            (文責:JICA北海道 市民参加協力課 野吾奈穂子
                   JICAウガンダ事務所 斉藤真一)