所長挨拶

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JICA北海道のホームページにようこそ。

北海道にも春の訪れが聞こえてきましたが、未だ全世界で新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっており、社会・経済活動に制約が伴う状況は続いています。全世界が共通の課題に直面している今だからこそ、国際社会との相互理解や協力がより一層重要になっています。

例年であれば、毎年1,000名にものぼる途上国の行政官、技術者などがJICAの研修プログラムで母国の課題を解決するためのヒントや手法を得るために北海道に来訪されます。また、毎年50名前後の熱意ある海外協力隊員たちが途上国の人々の支えになるために北海道から旅立っていきます。さらに、体験型展示施設「ほっかいどう地球ひろば」やレストラン「地球こうさてん」は多くの皆様に身近な国際交流拠点としてご利用いただいておりました。

昨年度はそのような往来や交流が困難になってしまいましたが、関係者の皆様のご協力をいただいてオンラインを活用した研修や交流も実施することができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

他方、北海道では高齢化や人口減少が全国の中でも急速に進むとされており、産業や地域の担い手不足の問題が顕在化しつつあります。分野によっては外国人材に頼らざるを得ない状況が現実となっており、この流れは今後加速していくものと考えられます。既に多くの自治体や地域の皆様によって受け入れ環境の整備や多文化共生社会を実現するための取り組みが推進されていますが、JICAも途上国の人づくり、国づくりを応援してきた立場から、そのような取り組みとの連携を推進していきたいと考えています。また、引き続き自治体やNGO、民間企業等の皆様による国際協力事業へのご提案・ご参加もお待ちしています。

これからも、関係者や地域の皆様とともに、JICAが培ってきた開発支援の経験やネットワークを活用して、北海道の持続的な発展のために貢献していきたいと考えています。

2021年4月
石丸 卓