小学生向け国際協力体験プログラム「ニョニュムでつながるカンボジア」を開催しました!

2022年8月29日

8月10日(水)小学生向け国際協力体験プログラム「ニョニュムでつながるカンボジア」を開催しました。
本プログラムは毎年夏休み期間に開催しており、自由研究・工作にぴったりのものづくり体験や、外国の文化に触れる国際交流ができます。
今回の工作はキラキラせっけん作り!長引くコロナ禍で手洗いの重要性が再認識されています。そこで、普段なにげなくしてしまう手洗いにもワクワクを!ということで、思わず手に取りたくなるようなせっけんを子どもたち自身で作ってみてはどうかと考えました。
さらに日本を飛び出し海外の手洗い事情も知るため、現在カンボジアで活動中のJICA海外協力隊員との中継や会場にてカンボジア出身の留学生・研修員、計10名と参加者の小学生1~6年生13名が交流を行いました!

手を洗いたくなるキラキラせっけん作り!

せっけんのパーツ

プログラムの前半は工作パートのせっけん作りです。
会場では小学生とカンボジアの方々がチームとなって一緒に作ります。言葉が通じない状況で子どもたちの試行錯誤が始まります。

各テーブルには星形やハート形などのカラフルパーツを用意。もちろんすべてせっけんでできています。そこから好きなパーツを選び、溶かしたせっけん液と混ぜ合わせて完成させるのですが、せっけん液はとても熱いのでそのままでは使えません。そこで、熱々のせっけん液を冷ますために30秒待つのですが、ただ黙って待っているのではありません。ここで子どもたちに与えられたミッションはクメール語で1~30まで数えるということ!同じグループのカンボジアの方々にクメール語を習います。「モイ(1)、ピー(2)、バイ(3)…」
そうしてできあがったオリジナルのせっけんは色とりどりでとてもきれいです。

カンボジアから中継!

後半は現在JICA海外協力隊としてカンボジアに派遣され、体育教師として活動中の高木大作さんにオンラインでカンボジアの手洗い事情、その他カンボジアの生活文化や日本との関係などをお話しいただきました。
カンボジアの子どもたちが手を洗っている様子や体育の授業を撮った動画を真剣に見ていたかと思えば、写真を見ながら考えるクイズでは小学生のみなさんもカンボジアのみなさんも立ち上がって大盛り上がり!カンボジアと日本の違うところだけではなく同じところも見つけられたことで子どもたちも、ぐっと親近感がわいたようです。
交流の終わりに高木さんへの質問タイム。「カンボジア料理で好きなものは?」などの質問が出ました。高木さんが紹介してくれた「ノンバンチョ」はそうめんのような麺料理で、会場にいたカンボジア人のみなさんも納得の回答。どんな味なのか気になります。

プログラムの最後は頑張ったみなさんへカンボジアの方々から表彰状が。
クメール語のサイン付きの賞状を受け取った子どもたちも習いたてのクメール語「オークン(ありがとう)」を使い、会場は拍手に包まれました。

帰り際、グループで写真を撮ったり、言葉が通じないながらもコミュニケーションを取っている様子があり「ニョニュム(笑顔)」でプログラムを終えることができました!