【ボランティア事業】香川県のJICA海外協力隊がうどん打ち修行を行いました

2019年7月24日

 2019年7月17日、2019年度1次隊として香川から出発するJICA海外協力隊3名が、隊員の恒例行事となったうどん打ち修行(主催:香川県青年海外協力隊を育てる会)を、さぬき麺業株式会社にて行いました。今回参加したのは、パラグアイに派遣される植松紀子さん(日系社会シニア海外協力隊/職種:小学校教育)、石川貴之さん(青年海外協力隊/陸上競技)、モンゴルに派遣される綾里奈さん(青年海外協力隊/体育)です。

 「素早く混ぜ続けてください」という掛け声で、隊員達の手が、中力粉と塩水が入ったたらいの中で一斉に動き始めます。手を止めずに混ぜ続けるのは見た目以上に大変そうで、隊員達の額にはじんわりと汗が。
 次は、まとめた生地をこねる作業。生地を袋に入れて、手でこねていきます。弾力が強い生地をこねるのに、更に力が必要です。しかし、石川隊員と綾隊員は、さすが体育系職種。全身を使って力強くこねていきます。ご指導くださる香川社長も、「やっぱり身体の使い方が上手」と褒めていらっしゃいました。
 生地を切る作業では、現職の家庭科教員である植松隊員が本領を発揮。「茹でると太さが倍になるので、3㎜の幅で切ってください」という香川社長の言葉に、細く切るのに苦戦する隊員もいる中、植松隊員はお手本のように細く、太さも揃えて切っていました。
 最後に、自分達が打ったうどんをいただいた隊員達。「おいしい!」「コシもあってのどごしもいい」と、大満足の様子でした。

 今回、今年1月にアルゼンチンに派遣された隊員が「現地でうどんを打ってみました」と写真を送ってくれたので、香川社長にお渡ししました。「上手に作っている」と嬉しそうでした。
 これから出発する3名も、是非現地でうどん作りに挑戦し、「讃岐うどん」を通して現地の人々と交流を深めてほしいと思います。