道路斜面災害対策技術及び工法に関する普及・実証・ビジネス化事業 製品引渡

2020年3月23日

3月12日(木)、公共事業定住省道路局長執務室において、本案件の受注企業である新潟県のプロテックエンジニアリング(株)の相澤氏と道路局長のテンジン氏が引渡書に署名し、完成したプロテック社の製品が正式にブータン政府へと引渡されました。本案件では、プロテックエンジニアリング社の「ジオロックウォール」と「マクロネット」が施工されました。「ジオロックウォール」は高強度・高伸度の特殊繊維で補強した土の擁壁により大規模な落石の衝撃を吸収して道路を守る製品。「マクロネット」は高強度金網と縦横のワイヤを張り、交点にアンカーを打設、アンカーの抵抗力によって斜面表層を安定化、斜面崩壊を防止する製品となっています。ブータンでは道路の大部分が急傾斜地を通過しているため、斜面崩落が頻発し、首都や国内の他地域からの交通が遮断される地域が発生し、人や物の移動に支障をきたしています。これらの製品はブータンの抱える開発課題の解決に貢献できると言え、今後プロテックエンジニアリング社ではビジネス展開をめざし、ブータン当地での測量作業を継続します。

【画像】

引渡式の様子

【画像】

引渡式の様子

【画像】

ジオロックウォール(施工前)

【画像】

ジオロックウォール(完工後)

【画像】

マクロネット(施工前)

【画像】

マクロネット(完工後)