JICA、現地スタートアップ支援のNINJAプログラムをインドネシアで初めて実施

2022年2月2日

インドネシア代表のスタートアップが日本の投資家・企業に対してビジネスモデルをプレゼン

2022年1月27日に独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)が主催しているNINJAプログラムの中で開催されたDemo Dayで、インドネシア代表のスタートアップ3社、Fishlog, Plepah, Sampanganが60社以上の日本の投資家・企業にプレゼンテーションを行いました。

このDemo Dayは、JICAがインドネシア、バングラデシュ、マレーシア、タイ、フィリピンの各国からビジネスピッチ審査を経て採択された現地スタートアップを各国3社ずつ支援する、NINJAプログラムの最後のパートとして行われました。

NINJAプログラムは、従来JICAが行ってきた、政府開発援助(ODA)によるインドネシア政府向けの支援とは異なり、JICAが現地スタートアップを直接支援することで、SDGs (Sustainable Development Goal: 持続可能な開発目標) への貢献を狙う、新しい試みです。採択されたスタートアップは、9週間のアクセラレータープログラムに参加し、日本人を含むプロのメンターを通してビジネスモデルのブラッシュアップを支援してきました。

JICA中澤 慶一郎 理事は、「本日のイベントは、現地スタートアップと日本の投資家・企業との共創の始まりであり、彼らのビジネスがSDGsに貢献することを期待しています」と述べました。JICAは今後も現地スタートアップを通してインドネシアのSDGs達成を支援していきます。

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JICA NINJAプログラム概要

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JICA NINJA (Next Innovation with Japan)プログラムは、JICAが主催する9週間のアクセラレータプログラムです。インドネシア、バングラデシュ、マレーシア、タイ、フィリピンにおいて、事業拡大を目指すシード・アーリーステージのスタートアップを対象に、2021年10月中旬に開始しました。参加スタートアップはビジネスモデルをブラッシュアップし、Demo Dayで日本の投資家・企業にプレゼンテーションするための準備を支援するプログラムとなっています。インドネシアからは、漁業のコールドチェーンのDX (デジタル・トランスフォーメーション)を行うFishlog、ヤシの葉の鞘を使った生分解性パッケージを作成するPlepah、ゴミ処理問題を炭化技術で解決を狙うSampanganの3社が国代表として採択され、ピッチを行いました。スタートアップの事業詳細は別添の資料をご覧ください。

【担当者】坂本 和樹
メール:Sakamoto.Kazuki@jica.go.jp
電話番号:+62-811-1965-8236