自動運転EVシャトルバス試乗セレモニーの開催 環境にやさしいスマートシティへの貢献を目指し、安全性・機能性を実証

2022年5月26日

国際協力機構(JICA)による「中小企業・SDGsビジネス支援事業 普及・実証・ビジネス化事業(SDGsビジネス支援型)」において、三菱商事株式会社(東京都千代田区)、株式会社マクニカ(神奈川県横浜市)が提案した「BSD Cityのスマートシティ実現に向けた自動運転モビリティサービス普及実証事業」の中で、自動運転EVシャトルバスの運行実証をスタートするにあたり、2022年5月20日に、BSD Cityで試乗セレモニーを開催いたしました。

インドネシア政府を代表して、運輸省Budi Karya大臣、国家首都公社Susantono総裁、タンゲラン県Ahmed Zaki Iskandar知事、日本政府を代表して、在インドネシア日本国大使館田村臨時代理大使とJICAインドネシア事務所長の安井がセレモニーに出席しました。

急速な経済成長が進むインドネシアは、同時に、首都圏中心部の過密な交通環境による交通渋滞と大気汚染が深刻な問題となっており、PM2.5の濃度は、世界6位となっています。本事業は、インドネシア国タンゲラン県で開発が進み、山手線内と同程度の敷地面積をもち約20万人が暮らす スマートシティ「BSD(Bumi Serpong Damai)City」内で行います。本事業は、EVシャトルバスの走行に向けたパイロット運行を実施、自動運転の機能性と安全性を検証し、自家用車の利用削減による交通渋滞の緩和及びCO2削減を通じて、持続的なスマートシティの実現に貢献することが期待されます。自動運転車を運行する事例はインドネシア国内では初めてです。

セレモニーの挨拶で、安井所長は、「JICAは、インドネシア企業と日本企業との協働による事業への支援を推進している。本事業のように両国の企業がお互いの得意なところを活かし合って協力を深めていくことは理想であり、これを支援できることを嬉しく思っている。 EV車の自動運転、日本とインドネシアの協力によって、本実証事業が成功して、将来的にインドネシア各地、さらには東南アジアやほかの国にも環境にやさしいスマートシティの取り組みが広がっていくとよい」と本事業への期待を述べました。

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本件に関するインドネシア国内問合わせ先

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電話番号:+62-21-5795-2112(ex.425)
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