インドネシア公衆衛生検査室における検査体制の強化のため、260,000ユニットのウイルス輸送液を供与しました

2022年9月26日

JICAは技術協力プロジェクト「インドネシア国新型コロナウイルス及びその他感染症ワクチン管理能力強化プロジェクト」において、インドネシアにおける疾病予防管理検査室(laboratorium surveilans pencegahan dan pengendalian penyakit)を強化するため、ウイルス輸送液(VTM)260,000ユニットをインドネシア保健省の疾病予防管理総局に供与しました。

VTMは、人体から採取されたウイルスを検査室に運ぶためのもので、新型コロナウイルス感染症をはじめとする各種感染症の検査体制強化が期待されています。今回、JICAからインドネシア保健省に供与されたVTMは34の州および保健省の検査室で使用される予定です。

JICAは「誰の健康も取り残さない」ため、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成に向けて、2020年以降「世界保健医療イニシアティブ」を掲げています。これは、JICAが取り組むべき「治療」「警戒」「予防」を3つの柱とし、治療・診断体制の拡充、感染症流行へのグローバルな警戒と検査・研究体制の構築、衛生環境の改善や啓発活動の展開を推進するものです。

JICAは、技術協力プロジェクトをはじめとする各種協力を通じて、インドネシアにおける新型コロナウイルス感染症の適切な管理、検査体制の強化を支援していきます。

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JICAおよびインドネシア保健省の双方による供与証書の交換

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JICAから保健省へのウイルス輸送液の供与