2019年度人材育成奨学計画の壮行会

2019年8月2日

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JDS留学生を鼓舞する古田成樹JICAパキスタン事務所長

8月2日、日本国大使公邸で、2019年度人材育成奨学計画の壮行会が行われ、パキスタンでの対象分野である公共政策・財政、エネルギー政策立案・実施、産業振興・投資、環境整備・商業貿易、農業・農村開発・水資源、防災対策の5つの分野で選定された、18名の優秀な若手行政官が、JDS留学生として壮行されました。

古田成樹JICAパキスタン事務所長は、JDS留学生を壮行するにあたり、「日本で勉学に精進し、日本の発展の経験から学び、日本の友人を多く作り、帰国した後には、得られた成果と人脈を活用し、パキスタンの発展と日パ両国関係の強化に努めることは、留学生に与えられた特権であり資格である」と、留学生を鼓舞しました。

留学への抱負が留学生から述べられる場では、以前から、日本に強い興味を持っていたので、日本でJDS留学生として勉強できるのは嬉しい、日本で勉学に精進し、友人を多く作る等の抱負が述べられました。

留学生は、日本国大使公邸で供せられた日本食に舌鼓を打つとともに、参列したパキスタン政府関係者、日本関係者と親しく話し、JDS留学生として日本に発つ喜びを分かち合いました。

18名の留学生は、日本の大学で修士号を取得するとともに、JICA開発大学院連携プログラムのパートナー大学において、「日本理解プログラム」等を通じて日本の近現代の発展と開発の歴史を学び、日本が近代化の発展過程での体験した経験を共有し、日本への理解を更に深めて帰国する予定です。帰国後は、修士号取得過程で学んだことに加え、JICA開発大学院連携プログラムのパートナー大学において共有された日本の成功体験を生かし、パキスタンの発展に尽力し、日本、パキスタンの架け橋となることが期待されています。