【イベント報告:山梨県】韮崎市青少年育成プラザMiacis共催 第1回「暮らしのエカエカ」を開催しました!

2019年6月21日

当日の様子

2019年6月13日、NPO法人河原部社とJICA横浜の共催で、「暮らしのエカエカ」を開催しました。今回の会場であるNPO法人河原部社が運営する青少年育成プラザMiacisは、山梨県内では唯一である中高生の交流のための拠点です。
イベントの題名についている“エカエカ”とは、スリランカの公用語であるシンハラ語で「いろいろ」という意味を持ちます。ひとつの物事を様々な角度から見てみよう、そして多様性に気付き受け容れていこうというコンセプトのもと、“スリランカ”の“衣・食・住”に着目して4回連続イベントを開催していきます。
今回は第1回目として“衣”をテーマに開催、中高生も含め30名ほどが参加しました。それぞれの視点から考え、それを共有していくことでものの見方の多様性を知る良い機会となりました。

【スリランカの“衣”についての紹介】

スリランカの“衣”について話す山梨デスク

まず山梨デスクより、スリランカの民族衣装やお祭りなどについて紹介しました。スリランカは多民族・他宗教国家であり、民族衣装と言っても一つではありません。今回はそのなかでも代表的なサリーを中心に紹介しました。また民族衣装と関連してスリランカ各地で行われる様々なお祭りについて紹介すると、「自分もお祭りに参加することは出来るのか?」「(象の行列が出るお祭りについて)象はどこから集まってくるのか?」など素朴な疑問が飛び交い、参加者も含めて会場は大いに盛り上がりました。

【ゲストの視点からの語り】

第1回目のゲスト百木俊介さん

今回はゲストとして、百木俊介さん(山海塾 舞踏手)にお越しいただきました。百木さんはデザイン専門学校を卒業後、世界的に有名な舞踏グループ山海塾に所属し、日本国内だけでなく海外公演も多く行っています。
民族衣装について、「日本も以前は着物を着ていたが徐々に淘汰されて伝統が薄れてきている。しかしエスニック(民族的衣装)は決して消えてなくなることはない。」というお話など、百木さんの視点から見た“衣”に関するお話をいただき、参加者だけでなく私たちも新たな視点を見出すことが出来ました。

【最後に】

今回のイベントには中高生から大人まで様々な年齢層の方が参加してくださいました。参加者の皆さんが「物事の見方の多様性」に気付くと共に、多世代間での交流の場にもなることを期待しています。なお、次回7月6日“食”をテーマに開催予定です。皆様のお越しをお待ちしています。