バングラデシュでは経済成長に伴い道路の整備が進められていますが、国境に至る主要幹線道路の交通量は、経済の発展に伴い増加傾向が続いており、それに加え、過積載車両の頻繁な往来が、道路・橋梁インフラの損傷などの一因となっていると指摘されています。また、過積載車両が関係する横転や荷物の逸脱落下等の重大事故が発生しており、これらの対応を含む、適切な道路の保全・維持管理が喫緊の課題となっています。このため、主要幹線道路を安全かつ適切に使用し、維持管理するため、大型車両などの過積載対策の実施体制強化を目的として「過積載車両管理・規制能力強化プロジェクト」が実施されています。