2020年5月30日
2020年4月に、コチャバンバ県ティキパヤ市上流部(タキーニャ地区)での度重なる洪水被害など、小流域上流部の課題に対応するため、プロジェクトが支援するロチャ川流域組織間プラットフォーム(PICRR)の技術分科会の一つとして、水文・洪水リスク委員会が立ち上がりました。
コロナ問題での外出制限により各種会合が禁止される中、当該分野におけるロチャ川流域自治体関係者の知見が限られていることから、広く周辺国の専門家の知見を活用することを目的に、ボリビア周辺7カ国の民間会社や民間技術者と連携し、5月19日から21日にかけて、斜面災害や洪水対策に関するオンライン講義を実施しました。
講義ではYouTubeによるストリーミング配信を活用し、カウンターパートを含む中南米6カ国6名の専門家が講義を行い、自治体や大学など流域の関係者ら435人、講義後1週間(5月19日~25日)で延べ3,224人が聴講しました。
今後もプロジェクトでは、ロチャ川の統合水資源管理において、PICRRを通じて国内外の知見を取り入れていく活動を支援していきます。
タキーニャ地区での洪水の問題と対応策に関する講義のフライヤー
YouTubeのストリーミング配信のスクリーンショット(タキーニャ地区の洪水の問題を説明するカウンターパート(右)と司会役の民間技術者(左))