シェムリアップ州副知事及び州政府・市役所C/Pの廃棄物収集運搬改善パイロットプロジェクト調査の視察

2023年5月3日

2023年5月2日~3日

シェムリアップ州副知事及び州政府・市役所カウンターパートの廃棄物収集運搬改善パイロットプロジェクト調査の視察

2023年5月2日~3日にシェムリアップ州政府よりYun Linne副知事、シェムリアップ市役所よりLim Phall副市長をはじめとするプロジェクトカウンターパート(C/P)計7名が廃棄物収集運搬改善パイロットプロジェクトの一環でパイロット地区のSra Kram地区で現地調査に同行しました。同調査はJICA専門家チームが現地の廃棄物収集業者の「Gaea」と協力して行っている「タイムアンドモーション調査(T&M調査)」と呼ばれるものであり、収集作業の実施及び技術面での課題把握及び改善のために、廃棄物収集車両を追跡、各収集ポイントと最終処分場でごみの積み下ろしにかかる時間等を詳細に記録するものです。

調査後にはシェムリアップ州・市のC/P、収集業者間で協議が行われ、リネ副知事からは「廃棄物収集現場の苦労が視察を通じてよくわかった。行政として課題解決に向け協力するために、フィードバックが欲しい」と話がありました。これに対してGaeaの責任者より収集運搬の課題は住民のごみ出しルール徹底や料金徴収率の低さであると指摘があり、今後継続して協議が行われることが両者で確認されました。

今後、同調査結果と車両追跡をして計測したGPSロガーのデータ分析により、C/Pのシェムリアップ市内の収集運搬の実態理解促進、及び課題解決へ向けた協議が進むことが期待されます。

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調査風景

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収集作業を視察するLinne副知事(右)、収集業者Gaea(中央)、三宅JICA長期専門家(左)

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調査後の廃棄物関係者間の協議風景