2019年8月26日
植林を実施する村落及び農業コンセッション(本対象地では、農業等を目的とした比較的小規模な農園をコンセッションと呼んでいる)選定のための基準及び手順の検討のために、7月にIdiofaテリトワール、8月にMasi-manimbaテリトワール及びBulunguテリトワールにて現地調査を行いました。
Kwilu州のテリトワール
調査目的は次の通りです。
・現地の植林活動の実態を視察する(植林地、苗畑、植林予定地など)
・CLD(村落開発委員会)の実態、活動内容・方法、土地セキュア方法、コンフリクトについて調査する
・CLDの支援したOP(農民組織)がMasi-manimbaテリトワールにある
OPの実態、活動内容・方法、土地セキュア方法、コンフリクトについて調査する
・現場視察の結果をもとに、対象エリアでの2020年3月の植林実施の可否の検討、村落選定基準・手順、コンセッション選定基準・手順を作成する
調査の結果、以下事項を明らかにすることができました。
1)CLDの運営実態はテリトワールによって異なること
2)各テリトワールにおける様々な土地所有者や所有の構造
3)住民の森林利用のプロセス
4)コンセッションの運営内容
5)幹線道路と森林減少の関係
アグロフォレストリーサイト視察
農業コンセッション内の植林地視察
住民からのヒアリングの様子
トウモロコシ、キャッサバの焼畑