2017年3月9日
2017年2月13日〜2月21日までの期間、プロジェクトが採用した総勢11名のナショナルスタッフ(NS)を対象とした導入研修を実施しました。
今回プロジェクトが採用したNSの多くは、昨年12月に現地主要紙やインターネットを通じて掲載した求人広告を通じて各募集ポストに応募し、何百もの応募者のなかから、プロジェクト専門家による厳正な書類審査と面接を突破してきた優れもので、これまで国際援助機関等で社会経験を積んできた即戦力スタッフです。
それだけに我々の彼らに対する期待は大きく、今回の導入研修においては、プロジェクト専門家だけでなく、カウンターパート(CP)である農業水産省(MAF)及び商工環境省(MCIE)の合同調整委員会メンバーのほとんど全員が自ら講師となって、自身の組織や活動及びプロジェクト活動に係る研修を行いました。その一方で、プロジェクト活動や日々の業務への取り組みに係るテーマを取り上げたグループ・ディスカッションの時間も設けて、率直な意見交換を行い、チームの結束力を高めました。また、JICA事務所の皆さんや専門家にもご協力頂き、JICA事業やプロジェクト活動に関連する専門家の活動について説明して頂き、研修参加者一同は大変興味深く聞いていました。
導入研修の最後の2日間は、実際にブルトとマリアナのプロジェクトサイトを訪れて、現地のCPを訪問して、灌漑施設を視察し、合計7日間の導入研修は無事終了しました。
今回の導入研修参加者の一人であるNSは、「今回の研修で、国産米の生産強化といった自分には全く新しい分野について学ぶことができ、これまで訪れたことがない地方のプロジェクトサイトにも訪問することができてとても嬉しかった。」と笑顔で同研修の感想を述べてくれました。
本研修終了後すぐに、多くのプロジェクト活動が実施される予定ですが、NS全員が今回の研修で学んだことを日々の業務に活用して、互いに協力しあいながら一致団結して日々の業務に取り組んでいってくれることを願っています。
プロジェクトについて説明する丹羽チーフアドバイザー
稲作技術について説明する小田島専門家(稲作技術)
コメの流通・販売について説明する廣中専門家(農産物流通・販売)
導入研修の様子@MCIE
グループ・ディスカッションの様子
プロジェクトサイト訪問の様子