2018年2月15日
昨年に引き続き、プロジェクトはブルトにおいて42農家を対象に条植と乱雑植の比較栽培を開始しました。
本年の1期作目に比較栽培に参加する農家は、ラインマーカーを初めて使用してとても嬉しそうな様子で、条植を熱心に習得していました。これまでに42対象農家のうちの8農家が田植を済ませました。
昨年に比較栽培を経験したベマッセ・タシ村の農家のジル・アナリバ・ソアレス氏(58歳)は、ラインマーカーの効果を認識して、今季は条植えの圃場をさらに3圃場追加しました。ジル氏によると、通常1日かがりで2圃場終えるところを、ラインマーカーを用いると少なくとも3圃場以上で田植を終えることができるそうです。ジル氏は、プロジェクトが稲作の技術支援を行って、田植労働者を雇用する必要がなくなったことに感謝の言葉を述べました。
小田島成良プロジェクト専門家(稲作技術)は、「今作期、プロジェクトは新たな42農家を対象に比較栽培を実施して、その進捗を注意深く見守り継続的に技術支援を行う予定です。彼らが条植の技術を習得するには、継続的なコミュニケーションが不可欠です。」と語りました。
ラインマーカーを使用するモニタリングスタッフを注意深く観察するベマッセ・タシ村の農家。
モニタリングスタッフによる指導後、ラインマーカーを使用する農家。
ラインマーカーで直線を引いた後、条植を行う農家(1)。
ラインマーカーで直線を引いた後、条植を行う農家(2)。
現在のブルトにおける圃場準備の様子1。
現在のブルトにおける圃場準備の様子2。