AUN/SEED-Netの地域会議へのE-JUSTの参加

2021年2月10日

今年1月から2月にかけて開催されたAUN/SEED-Net(アセアン工学系高等教育ネットワーク)プロジェクトのオンライン地域会議にE-JUST(エジプト日本科学技術大学)の教員、学生が参加しました。昨年10月に開催されたエネルギー工学分野の会議への2名の教員の参加に続くもので、機械・製造工学、環境工学、材料工学、化学工学の4分野の会議に総勢16名の教員、学生が参加しました。

AUN/SEED-Netプロジェクトは、メンバー大学の教育・研究能力の向上とネットワークの形成を通してアセアン域内の共通課題への取り組みを促進することを目指してアセアン10か国の26のメンバー大学と14の本邦支援大学を中心に展開されています。同プロジェクトでは毎年10の基幹工学分野の地域会議が開催されていますが、今年度はコロナ禍の影響もあって7つの分野の会議がオンラインで開催されました。オンラインでの開催に伴って同プロジェクトのメンバー以外の大学へも参加勧奨が行われ、E-JUSTからの参加が実現しました。

会議が開催されたアセアンの国々とエジプトとの間には5~6時間の時差があるため、フル参加が出来なかったようですが、それぞれの研究領域の分科会への出席を通して、学術的な交流を果たすとともにアセアンを越えたネットワークの構築、展開にも寄与しました。それほど高額な費用を必要とせず、また多くの関係者が比較的容易に参加できるオンラインでの活動には会議だけでなく、共同の授業や研究についても持続的連携に示唆するところがあり、積極的な展開が期待されます。

【画像】機械・製造工学の地域会議 主催大学:デラサール大学(フィリピン)

【画像】化学工学の地域会議 主催大学:カンボジア工科大学