EJSTART:E-JUSTのスタートアップ支援プログラム

2022年3月20日

E-JUSTは、研究成果を実社会に還元するひとつの出口として、学内のインキュベーション機能を充実させ、ベンチャー企業を育てていくことに取り組んでいます。JICAプロジェクトでは、このような背景、ニーズを踏まえ、E-JUSTの取り組みを支援し、継続的な活動の基盤づくりに資することを目的として、EJSTARTプログラムを実施しました。具体的には、E-JUSTの産学連携を担うCINTECH/Incubation Centerと連携し、スタートアップにかかるプロトタイプの作成や投資家への魅力的な売り込みなどの活動を支援するものです。

学内公募に10プロジェクトの提案があり、独創性、試作品の製作状況、商品化の可能性等、7項目の基準に基づいた審査を経て、下記4プロジェクトが採択されました。それぞれのプロジェクトには、エンジニアや商品化の専門家による試作品の製作や商品化に向けた市場調査等のサービスが5-6カ月間提供されました。
1.Development of A Novel LED Lamp with Healthy and Comfortable Light
青色光を削減したLEDランプの開発・製作
2.Facial Detection/Recognition for Personal and Commercial Applications Employing Regular Security Cameras
監視カメラを利用した顔認識ソフトの開発・製作
3.Termites Detection and Control
赤外線カメラとマイクロ波を利用したシロアリの発見、駆除機器の開発・製作
4.Integrated CAD Systems for Die and Mold Design(DMD-Tech)
Webベースで行う方設計のサポートシステムの開発・製作

それぞれのプロジェクトは、EJSTARTプログラムを通じて完成度の高い試作品を製作し、商品化に向けて着実に成果を生み出しています。今後はE-JUST内に設立されたインキュベーションセンターと連携しつつ、独自のベンチャー企業の設立あるいは既存の産業界とのジョイントベンチャーを通じて商品化が実現することが期待されます。

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プロジェクト1

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プロジェクト2

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プロジェクト3

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プロジェクト4