エジプトでは、人口増による若者の労働市場参入を背景とした失業率の高さや都市と地方の格差は深刻な状況で、政府は様々な改革に取組んでいます。特に教育分野では、知識偏重や理論中心の学びから、問題解決能力や協調性、自己管理力などのライフスキルの獲得を目的とした学びに転換するため、2018年から大規模な教育改革を進めています。その中で、日本の教育の要素である特別活動や、学校運営・学級経営方法、遊びを通じた学びなどの活動を取り入れ、全人的教育を推進しています。本事業は、先行事業で開発した全人的教育モデルを普及し、持続的に実施していくための体制強化及び仕組みづくりを支援するものです。