ガーナ共和国(以下、「ガーナ」)では、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成への取り組みの結果、母親と子どもの死亡率が1990年から半減するなど健康状況に改善がみられたものの、5歳未満児死亡率は52(出生1000対)、妊産婦死亡率は310(出生10万対)(Ghana Maternal Health Survey、2017)にとどまっている。2017年4月開催のヘルスサミットでは、さらなる健康改善に向け、保健医療サービスの質の改善が喫緊の課題として提唱された。
ガーナでは、2016年12月にヘルスケアの質に関する国家戦略(National Healthcare Quality Strate…