ネバフ市「健康・栄養フェア」に出展しました

2018年4月19日

プロジェクトの対象市の1つであるネバフ市の中央公園にて健康・栄養フェアが開催されました。

このイベントは、プロジェクトのカウンターパートが、昨年(2017年)本邦研修に参加し、その中で訪問した長野県佐久市の「健康づくり佐久市民のつどい」に感銘を受け、自分の勤務地でも同様の催しを通して市民の健康意識を高めたいと計画しました。カウンターパートは、本邦研修からの帰国後直ちにこの計画をネバフ市役所に提案し、所属先の保健省などの賛同も得て、開催に至りました。

イベントには、省庁やNGOなどの多くの団体が参加し、健康チェック(体重、血圧、血糖測定)、ゲームを通した健康クイズ、食品展示・試食、マラソン大会、参加団体の活動展示などが行われました。プロジェクトからも出展し、妊産婦と2歳未満児の母親が食事量や種類などを参考とすることが出来る教材「私の栄養カレンダー」の展示と配付、妊産婦と子どもの食事指導教材である模範食事メニューの食品モデルの展示を行いました。

「私の栄養カレンダー」は誰にでも理解ができるよう、ほとんどの内容が文字による説明ではなくイラストにより説明されている教材です。理想的な食事量や内容が示されており、教育教材として親しみやすい工夫が施されています。展示ブースには夫婦で訪れて、興味を持ち、持って帰る様子も見られました。また、規範食事メニューの展示は自分たちが普段摂っている内容と比べて「こんなに食べるのか」といった率直な感想を漏らす訪問者もおり、個人の「普通の食事」が「理想的な食事」とどの位異なるのか気付いてもらえる切っ掛けになりました。個人の考える「普通の食事」は特に健康を損なう事が無ければ「過不足なく食べている」と認識しがちですが、栄養的に量・質ともに過不足はないかという視点を、このような教材を通して広めていきます。

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プロジェクトブースでの「私の栄養カレンダー」紹介

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