2018年6月30日
2018年6月はチチェ市、チニケ市、パッツィテ市の保健医療従事者を対象とした栄養改善研修が行われました。研修は、1)妊婦と5歳以下の子どもの栄養状態の評価の実施能力強化、2)保健医療施設における栄養相談の実施能力強化、3)「私の栄養カレンダー」の使い方の習得、4)妊婦の食事と6か月~12か月齢の子どもの補完食の食品モデルを使った指導方法の習得、の4つを目的として行われました。プロジェクトは、研修で保健医療従事者の能力を強化し、その研修で得た知識や技術を職場で適用して、より多くの産前健診や5歳以下の子どもの成長モニタリングが行われることを目指しています。これらの結果として、栄養不良、出生時低体重児や妊産婦死亡の削減に寄与し、妊産婦と子どもの健康・栄養が改善されることが期待されています。
今回の研修ではチチェ市38名、チニケ市29名、パッツィテ市22名の保健医療従事者が参加しました。
グアテマラではこの時期、雨期にあたり、豪雨の影響で研修会場までの道が土砂崩れのため、移動用のバスが通れなくなった道を徒歩で何時間もかけて参加した人もいました。会場まで数時間歩いた参加者もいたようで、到着した時には疲れ切った表情でしたが、研修にはとても熱心に参加していました。研修への関心が非常に高いことが感じられる出来事でした。