学びを実践に生かすためのモニタリングと技術指導

2018年10月30日

2018年8月、9月にプロジェクトではチャフル市の1次、2次医療施設の保健人材に対し母子保健と栄養改善研修を実施しました。研修終了後となる今月、参加者が保健省の規範とプロトコールに沿って、学んだことを日々の業務に生かしていけるようにモニタリングと技術指導を行いました。

プロジェクトで行う研修は「カスケード方式」を採っており、モニタリングも同様の方式で行われます。カスケードIは保健管区のファシリテーターとプロジェクト専門家がテリトリー(注)の正看護師へモニタリングと技術指導を実施します。そしてカスケードIIではカスケードIで指導を受けた正看護師が同じ医療施設に勤める准看護師へモニタリングを行います。このモニタリング方式は現場の保健人材にとって、曖昧な知識や間違っていた手技を学び直す機会となっています。

参加者からは「研修には参加する機会が何度もあったが、職場で直に知識確認や技術チェックを受けたのは初めてのことだった。自分の能力を確認する上でとても良い機会になったと思う。」「保健ポストの妊産婦と子どもへの医療サービスを向上させるために、モニタリングで使われるモニタリングシートを普段見られるところに貼っている。このように、いつでもチェック出来るようにする事で各自が学びをしっかり身につけられる様にしている。」という声が聞かれました。

(注)テリトリー看護師:1つのテリトリーは、3~6のセクターを有し、テリトリー担当の看護師は、テリトリー内の責任者として保健医療従事者の技術サポートを担う(参照:MSPAS 2010, El Modelo Incluyente en Salud)。

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パツィテ市24時間診療センターでのモニタリングと技術確認の様子

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パツィテ市24時間診療センターでのモニタリングと技術確認の様子